今日のみ言葉【No.3511】(2024年11月27日)「ダンへの預言」
主よ、わたしはあなたの救を待ち望む。
(創世記49:18)
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血糖値や体脂肪が気になる人は、トクホや機能性表示食品等のいわゆる「健康食品」を手に取ったことがおありでしょう。
これらに医師が処方する薬と同じ効果を期待してはいけません。
薬は症状に対して効果がありますが、同時に副作用もあるので、用量や用法に規制を必要とします。
一方、健康食品に規制がないのは、効果はあっても、医薬品ほどの強い効果を期待することは難しく、微々たる程度の製品もあるからです。
ヤコブのダン族の将来に対する預言は、期待外れに終わるというものでした。
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ヤコブの妻ラケルは、姉レアが子をたくさん産むのをうらやみ、自分の女奴隷ビルハを通して子を得ました。
それがダンで、ラケルは彼が生まれた際に、
「神はわたしの訴えに答え、またわたしの声を聞いて、わたしに子を賜わった」
(創世記30:6 口語訳)
と言います。
新共同訳聖書では、
「そのときラケルは、『わたしの訴えを神は正しくお裁き(ディン)になり、わたしの願いを聞き入れ男の子を与えてくださった』と言った。そこで、彼女はその子をダンと名付けた」
(創世記30:6 新共同訳)
と訳され、「裁き(ディン)」という言葉から「ダン」という名前が命名されたことが示されています。
ですから、ダンには、「訴えに答える」、「裁きをなす」という期待が込められ、ヤコブの預言でも、
「ダンはおのれの民をさばくであろう、イスラエルのほかの部族のように」
(創世記49:16)
と言われています。
なるほど、士師記の「士師」とは「さばきづかさ」であり、その中にダン族出身のサムソンがいます。
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ところが、次の17節で、
「ダンは道のかたわらのへび、道のほとりのまむし。馬のかかとをかんで、乗る者をうしろに落すであろう」
(創世記49:17)
と、その期待を裏切ることが預言されています。
旧約の歴史を見ると、ダン族はイスラエルの他の部族の中でも特に偶像礼拝に深く関わっていたことが知られています。
また、12部族の紹介でもダン族は最後に置かれたり、新約聖書の黙示録では、その名が省かれたりしている箇所もあります。
では、ダンは見捨てられる存在かというと、そうではありません。
ヤコブはこれらの未来を知りながらも、
「主よ、わたしはあなたの救を待ち望む」
(創世記49:18)
と述べて、ダンへの預言を締めくくっています。
どんなに期待外れに終わる人であっても、神はその人を見捨てず、救いを与えようとされるのです。
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神の救いを待ち望む今日として参りましょう。
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