今日のみ言葉【No.3695】(2025年 7月30日)「第六の災害」

しかし、わたしがあなたをながらえさせたのは、あなたにわたしの力を見させるため、そして、わたしの名が全地に宣べ伝えられるためにほかならない。
(出エジプト記9:16)

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「一難去ってまた一難。試練が毎日続きます」

と言う方に対して、私は、

「それは大変ですね。では、もしその試練が一度にすべて押し寄せてきていたとしたら、どうでしょうか?」

と質問することがあります。

そうすると、大概の方は、

「潰れています」

とおっしゃいます。

「そうですよね。神様はあなたがぺしゃんこにならないように、そして、試練を糧として成長できるように、一つずつ、順番に苦難を配分して与えておられる、とは考えられないでしょうか?」

と言うと、皆さん微妙な顔をなさいます。

それも当然で、誰でも苦しみは避けたいものだからです。

しかし、中には、

「先生、その通りです。神様は私が耐えられる分だけ試練を与えて下さっていたのですね。だから支えられて、通り抜けられてきたのですね」

と目が覚めたように言われる方がいらっしゃいます。

牧師の私は、

「そう思いなさい!」

と命令できるわけではありません。

あくまでも、その人の自由意志で、自発的にそうお取りになることが望ましいのです。

神様もその点は介入なさいません。

じっとお待ちになり、あなたの選択を見ておられるのです。

出エジプト記のエジプトに対する災いは、パロが悔い改めてイスラエルの民を解放するまで続きます。

そして、パロが心をかたくなにし、悔い改めの機会を拒むたびに、その災いは次第に深刻さを増していきます。

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エジプトに下された6番目の災害は、すすの害でした。

「あなたがたは、かまどのすすを両手いっぱい取り、それをモーセはパロの目の前で天にむかって、まき散らしなさい。それはエジプトの全国にわたって、細かいちりとなり、エジプト全国で人と獣に付いて、うみの出るはれものとなるであろう」
(出エジプト記9:8-9)

1番目は水が血に、2番目はカエル、3番目はぶよ、4番目はあぶ。

これらはまだそれほどひどいものではありませんでした。

しかし、5番目の家畜の疫病では、エジプト人の財産が直接被害を受けます。

そして6番目のすすの害では、エジプト人の皮膚に腫れ物ができ、身体そのものへの害となります。

そして次の7番目のひょうの害では、人命の危険にまで達します。

このように災いの重さが段階的に増しています。

それについて、神は特別にその意図を明かしておられます。

「わたしがもし、手をさし伸べ、疫病をもって、あなたと、あなたの民を打っていたならば、あなたは地から断ち滅ぼされていたであろう」
(出エジプト記9:15)

神は、ソドムとゴモラを一夜にして滅ぼした如く、一度の疫病でエジプトを滅ぼすことができたのです。

しかし、そうはなさらなかった理由を、こう語っておられます。

「しかし、わたしがあなたをながらえさせたのは、あなたにわたしの力を見させるため、そして、わたしの名が全地に宣べ伝えられるためにほかならない」
(出エジプト記9:16)

この一連の出来事を通して、神の圧倒的な力と存在が明らかになり、全世界に知らされるためなのです。

そして同時に、神のあわれみによって、パロに悔い改めの機会が与えられ続けていたのです。

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「苦しみにあったことは、わたしに良い事です。これによってわたしはあなたのおきてを学ぶことができました」
(詩篇119:71)

そう言うことができるように、今日も悔い改めの心を新たにしていきましょう。

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