今日のみ言葉【No.901】(2014年 9月29日)
主なる神よ、あなたはわたしの若い時からのわたしの望み、わたしの頼みです。
(詩篇71:5)
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先日、米沢市にキャロライン・ケネディ大使が訪問され、大歓迎を受けました。
そのきっかけは、彼女の父親の故ジョン・F・ケネディ元大統領が、米沢藩主・上杉鷹山を尊敬する日本人としていた、と着任直後の講演で語ったからです。
そのエピソードとは、日本人記者たちがケネディ大統領にインタビューする機会があった時に、
「尊敬する日本人の一人にヨーザン・ウエスギがいる。」
と聞いたことです。
「ヨーザン・ウエスギ?誰のことだ?」
と、当時、米沢以外では全く無名だった上杉鷹山が脚光を浴びました。
おそらくケネディ大統領が日本のことを勉強する時、内村鑑三の『代表的日本人』を読んでいたからでしょう。
これは「少年よ、大志を抱け(ボーイズ ビー アンビシャス)」の言葉で有名な札幌農学校のクラーク博士に影響を受け、クリスチャンとなった内村鑑三が、英語で日本人を紹介した本です。
神様はどこでどのように私たちの労苦を用いてくださるのかわかりません。
しかしわからないからこそ、希望を持って今日一日を励むことができるのです。
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詩篇第71篇の記者は老年になって苦難を味わいます。
老人となり、体も衰え、助けも少なくなっていくその時期に不当な責めを味わうことは本当に辛く、簡単に絶望に陥ってしまいます。
しかし彼は希望を持っていました。
その理由は、
「主なる神よ、あなたはわたしの若い時からのわたしの望み、わたしの頼みです。」
(詩篇71:5)
とあるように、彼が若い時から神を知り、神に導かれ、その恵みを知っていたからです。
「あなたの若い日に、あなたの造り主を覚えよ。」
(伝道の書12:1)
恵みの積み重ねがあり、それに支えられて老年になってからの思わぬ災に遭っても、彼は立ち続けることが出来ました。
希望こそが人生を支えるのです。
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プラス思考全盛の時代ですが、これを最初に唱えたのはアメリカのノーマン・V・ピール牧師です。
前向き思考の古典とも言われる彼の著『積極的考え方の力』の中で、心構えをネガティブなものから積極的なものへと変える方法が紹介されています。
その一つは、
「今日一日、仕事や健康、将来のことなど、何についても、落ち着いて希望を持って話すようにしなさい。」
というものです。
とにかく今日一日、希望に満ちた話をする練習をするのです。
それを今日一日だけでやめないで、1週間続けよ、とピール牧師は説きます。
するとどうなるのでしょう?
希望に満ちた話が「現実的」だと思えるようになってきます。
そして、1週間前に「現実的」だと思っていた悲観的事実が、実はそう思っていただけに過ぎないという事に気づくというのです。
望みを抱いて見る未来が現実となっていくとは、何と素晴らしいことでしょうか。
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今日も希望を見出し、何もない時は新たに作り出し、1つでも多くの希望を抱く一日として参りましょう。
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