今日のみ言葉【No.2279】(2020年 5月27日)「希望の持ち続け方(2)」
愛と善行とを励むように互に努め、
(ヘブル10:24)
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今回は希望の持ち続け方の2回目です。
希望を持ち続けるには、まず
「約束をして下さったのは忠実なかたである」
(ヘブル10:23)
という信仰に立って生きることが第1番目でした。
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そして、続く24節で
「愛と善行とを励むように互に努め」
ということが2番目の秘訣として挙げられています。
何となくホンワカとした雰囲気を想像しますが、実はそうではありません。
ここで使われている「励む」という言葉は、切磋琢磨するという意味で、通常は反目し合うような否定的場面で使われます。
たとえば、マルコのことでパウロとバルナバとの間に激論が起こりました。
「こうして激論が起り、その結果ふたりは互に別れ別れになり、バルナバはマルコを連れてクプロに渡って行き」
(使徒15:39)
このように激しくぶつかり合うほどの愛と善行の励み方を互いに交わしなさい、ということなのです。
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そのためには、愛してあげたいという願望が起きるまで待っていてはそうなりません。
ここは意志的に愛の行いをしようと決めて行動を開始するのです。
心のどこかに相手を恨む気持ちが幾分かは残っていても、その人に愛と善行をちょっとでもやる、と決心して体を動かすのです。
そんな無理なことをして大丈夫かと思いますが、人間というのは不思議なもので、行動をし始めているうちに気持ちが変化していくのです。
相手に対する否定的思いは段々おさまり、むしろその人のことが良く思えてきて、親切にしてあげることが苦痛でなくなってきます。
もちろん程度問題がありますから、逆に恨みが湧いてきて自分の気持ちも体も消耗してくると感じたら、それは無理難題だったということですからおやめ下さい。
しかし、やっているうちに自分の心が穏やかになっているのを感じたら、続けていきましょう。
その最中に、希望の光が灯るのをあなたはお感じになることでしょう。
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希望を持ち続けるためには、自分から意志的に行動を起こすことです。
神の言葉に従ってみようと決心し、ちょっとずつその歩みを進めていきたいものです。
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