今日のみ言葉【No.3513】(2024年11月29日)「父と二人の息子の話(弟編)(1)」

また言われた、「ある人に、ふたりのむすこがあった。
(ルカ15:11)

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現代のAIに

「ルカ福音書の放蕩息子の話を、芥川龍之介が『短編小説の傑作』として激賞したという出典はありますか?」

と尋ねると、

「明確な出典は見当たりません」

と答えられます。

どうやら私たちが聞いてきた情報には誤解があったようです。

人間には勘違いや思い込みというものがあり、情報を受け取る際に、様々な要因によって誤解が生じることがあります。

「放蕩息子の話」という題名も実は正確ではありません。

兄も含めた「父と二人の息子の話」とする方が適切です。

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聖書のある一節を読む際、特に文脈を意識して読むことが大切です。

文脈とは、文章の流れの中にある意味内容の続きぐあいのことです。

つまり、文脈を意識して読むとは、単一の「その箇所」だけに注目するのではなく、全体像を意識しながら理解しようとするということになります。

「文脈」を意識してルカ15章11節〜32節を読むと、どうなるのでしょう?

それは、このたとえ話を、

「こうしてあとのもので先になるものがあり、また、先のものであとになるものもある」
(ルカ 13:30)

というテーマの流れで読むということです。

ルカ 15 章の3つの連続するたとえ話は「失われたものを取り戻す」という内容ですから、そのテーマから離れて解釈することは、文脈を追って理解したとは言えません。

少し専門的な話になりましたが、聖書の意味を独自の解釈で誤って捉えることがないように、前後の流れを意識して読むようにしましょう。

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聖書の読み方を意識する信仰生活を送って参りましょう。

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