今日のみ言葉【No.3514】(2024年11月30日)「生活の処方箋(190)『志の大きさ』」
あなたがたは行って、すべての国民を弟子として、父と子と聖霊との名によって、彼らにバプテスマを施し、あなたがたに命じておいたいっさいのことを守るように教えよ。見よ、わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである」。
(マタイ28:19-20)
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毛利元就が家来たちと共に厳島神社にお参りに行った時のことです。
彼らが帰った折、元就は家来たちに、
「何を祈ったのか」
と尋ねました。
家来のひとりが、
「やがてあなた様が中国全部を制覇できるようにと祈りました」
と、意気揚々と言いました。
すると元就は、
「中国全部とは愚かなことだ。日本のすべてを私が治めるように、なぜ祈らなかったのか」
とたしなめたというのです。
そこで家来が、
「まずは足下から治めなければ」
と申し開きをすると、
「日本国中を取ろうとしたら、当然、この中国は入る。されば、中国だけを取ろうと思えば、どのようにして中国を取ったらいいというのか」
とたたみ込みました。
従者たちは、元就の志の大きさに、皆、心打たれたと言います。
その時、毛利元就は12歳。
あなたはこの出来事から何をお考えになりますか。
(※田中信生の『生活の処方箋』より)
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イエス・キリストが弟子たちに残した命令は、
「あなたがたは行って、すべての国民を弟子として、父と子と聖霊との名によって、彼らにバプテスマを施し、あなたがたに命じておいたいっさいのことを守るように教えよ。見よ、わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである」
(マタイ28:19-20)
これは、大宣教命令と呼ばれ、「すべての国民を弟子」とすることがメインの命令で、それは、
・「行く」ことによって
・「バプテスマを施す」ことによって
・「教える」ことによって
なされます。
大事なことは、これらはイエス・キリストが人類すべてを愛しているからこそ、弟子であるクリスチャンたちに託している命令であって、決して毛利元就のような野心から出ているものではないことです。
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また、マルコによる福音書では、
「全世界に出て行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えよ」
(マルコ15:16)
とも記されています。
「すべての国民」、「全世界」という大きなイメージを心に描き、救いの福音を伝えていこうとする時、あなたの足下の方向が決まります。
今日の毛利元就の話から、私たちは、小さな目標に満足せず、常に大きなビジョンを持ち、それを実現するために努力することの大切さを学びます。
そして、それと同じように、自分たちの周りの人々に福音を伝えるという大きな使命を心に抱き、一歩ずつ進んでいくのです。
しかし、人間のわざと神のわざの違いは、
「わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである」
(マタイ28:20)
という点です。
クリスチャンは、自力で道を切り開いていく面ももちろんありますが、基本的には、私たちと共に歩んで下さるキリストの導きをいただいて進んで行きます。
しかし、どう行って良いのかわからない分岐点に、次々と出会うのが人生です。
その時に、安易な判断や自己中心的な思い込みで進むのではなく、神に祈り、目には見えませんが私たちのそばにおられるキリストの導きを乞い求め、それが与えられたと信じて歩むのです。
その人生こそ、神の約束が本当であることを確信しながら歩む人生です。
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人生の最終ゴールと、そこで達成される神の祝福を見ながら、今日の一日の歩みを進めて参りましょう。
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