今日のみ言葉【No.3508】(2024年11月22日)「なくした銀貨の話(1)」
また、ある女が銀貨十枚を持っていて、もしその一枚をなくしたとすれば、彼女はあかりをつけて家中を掃き、それを見つけるまでは注意深く捜さないであろうか。
(ルカ15:8)
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ババ抜きや7並べなど、トランプで遊んだことはおありでしょうか?
52枚のカードにジョーカー1枚。
その中の1枚でも欠けてしまえば、ゲームは成立しません。
聖書の「なくした銀貨」の話も同様に、たった1枚が欠けることで、残りの銀貨すらその価値を失うほど重要な意味を持つのです。
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「ある女が銀貨十枚を持っていて」
(ルカ15:8)
とは、彼女が普段の買い物に使うお金ではありません。
嫁いだ先への持参金でもなく、彼女が正当に所有権を主張できる財産でした。
実はこれは、当時立場が弱かった女性を守るためのお金で、もし離婚されるようなことがあった場合の当座の生活費となるものでした。
そのため、「もしその一枚をなくしたとすれば」、単に金銭的な損失にとどまらず、彼女にとっては精神的に非常に大きなダメージを伴う出来事だったのです。
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銀貨は家の中に必ずあります。
だからこそ、彼女は、
「あかりをつけて家中を掃き、それを見つけるまでは注意深く捜さないであろうか」
(ルカ15:8)
と行動するのです。
このたとえは、イエス・キリストの私たちに対する思いを表しています。
イエス・キリストは、
「ここに必ず救われる人がいる」
と信じて、どこまでも私たちを捜し歩いてくださるのです。
たとえ銀貨がどんな隙間に落ちていようと、また、石造りの床の割れ目にすっぽりとはまってしまっていようと、この女性が銀貨を見つけ出し、再び10枚の完全な形に揃えようとするように、神もまた、私たちを探し出し、見つけ、そしてご自身のもとへと連れ戻してくださるのです。
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私たちは捜されている存在です。
このことを心に留め、神のもとに帰る一歩を踏み出す今日としましょう。
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