今日のみ言葉【No.3315】(2024年 3月21日)「ヨセフ、売られる(1)」
さあ、われわれは彼をイシマエルびとに売ろう。彼はわれわれの兄弟、われわれの肉身だから、彼に手を下してはならない」。兄弟たちはこれを聞き入れた。
(創世記37:27)
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工場で画一的に作られるのが「製品」です。
この中で価値があるものは「商品」として売られます。
「商品」に不良品があれば交換可能です。
ところが、「作品」となると、芸術作品のように世界に一つしかありませんから交換不能ですし、その価値は計り知れません。
人間は神の作品であると聖書に明記されています。
「わたしたちは神の作品であって、良い行いをするように、キリスト・イエスにあって造られたのである。神は、わたしたちが、良い行いをして日を過ごすようにと、あらかじめ備えて下さったのである」
(エペソ2:10)
しかし、ヨセフは値段がつけられた「商品」として売られていきました。
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ヨセフを穴に投げ入れた兄弟たちは、その後、
「こうして彼らはすわってパンを食べた」
(創世記37:25)
とあるように、食事をしました。
怒り心頭に達している時は、思いつくことをすぐ行動に移そうとはせず、食事をしておなかを満たし、ゆったりとした気分にならねばなりません。
それは人間を破滅から救う一つの知恵です。
彼らの激高は次第に収まっていったようです。
しかし、自分たちの悪を素直に認めるわけにはいきません。
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兄弟たちがヨセフを殺そうとしたのは、彼の存在が「ウザい」ものであり、いとましかったからです。
落ち着いて考えてみれば、兄弟同士の殺人などない方が良いことは明らかです。
しかし、ヨセフがいれば、いつまたおもしろくない事態になるとも限らない…。
ちょうどそこへ、
「イシマエルびとの隊商が、らくだに香料と、乳香と、もつやくとを負わせてエジプトへ下り行こうとギレアデからやってきた」
(創世記37:25)
のが見えました。
ヨセフの存在が見えなくなれば、何も殺さなくてもいいと彼らは考えました。
しかも、彼を売れば利益にもなります。
ヨセフは「商品」となり、銀20シケルと交換できる「物扱い」となりました。
以下、次回に続きます。
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製品や商品としてでなく、かけがえのない作品として私を見て下さる神に目を向ける今日として参りましょう。
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