今日のみ言葉【No.3257】(2024年 1月10日)「デナ・ハモルの事件(3)」
こうしてあなたがたとわたしたちとは一緒に住みましょう。地はあなたがたの前にあります。ここに住んで取引し、ここで財産を獲なさい」。
(創世記34:10)
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戦国時代の武将は安全保障のために「政略結婚」というものをさせました。
たとえば、織田信長は浅井長政に妹のお市を嫁がせます。
これで浅井家とは親戚関係になり、同盟を結んだこととなります。
さらに信長は、娘の徳姫を徳川家康の長男・信康に輿入れさせます。
これも同盟の証のためであり、徳姫が岡崎城に移った時、二人はまだ5歳の子供でした。
この結婚がいかに形式的であったものかがわかります。
息子シケムの不始末を解決するために、父ハモルはヤコブに「結婚」の提案をします。
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まず、9節でお互いに親戚関係になりましょうと言います。
「あなたがたはわたしたちと婚姻し、あなたがたの娘をわたしたちに与え、わたしたちの娘をあなたがたにめとってください」
(創世記34:9)
こうなれば敵ではなくなり、争いを避けられるという父ハモルの策です。
次に、この土地での市民権と所有権を与えるという提案までしています。
「こうしてあなたがたとわたしたちとは一緒に住みましょう。地はあなたがたの前にあります。ここに住んで取引し、ここで財産を獲なさい」
(創世記34:10)
確かにこれは好条件で、ヤコブのような遊牧民にとっては喉から手が出るほど欲しいものだったでしょう。
だからこそ、ハモルは問題を収めるためにこのような提案をしたのです。
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しかし、ここでまだ欠けているものがあります。
それは謝罪です。
当の本人のシケムから、そして父ハモルからも謝罪の言葉はなく、ただヤコブを好条件で丸め込もうとする意図が見えます。
また、ヤコブもうかつに
「何を言ってる。謝るのが先だろう。罪を認めろ!」
と突っぱねることができない状況にいます。
なぜなら、娘デナはまだ相手方の手にあり、人質同然の状態だったからです。
ヤコブはシケムと手を組み、彼が申し出た「土地の約束」に目がくらんでしまい、神がアブラハムに約束した土地とは違うところに定住するのでしょうか?
そんなことをしては、全人類に対する救いのご計画はご破算に終わってしまいます。
ヤコブはどうするのでしょう?
以下、次回に続きます。
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決断に迷う時は、神の約束に立ち戻りましょう。
神の約束から現在を見る今日でありますように…。
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