今日のみ言葉【No.3252】(2023年12月20日)「デナ・ハモルの事件(1)」
ヤコブは立ってスコテに行き、自分のために家を建て、また家畜のために小屋を造った。これによってその所の名はスコテと呼ばれている。
(創世記33:17)
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段ボール箱を床に直置きしている部屋はありませんか?
それが日常風景になっているとするなら、「先延ばし癖」がついているということです。
そうやって、「やろうと思ってもやらない自分」を作っているのです。
ヤコブはカナンの地に入ることを「先延ばし」にしたため、大変痛い思いをし、また家族の将来にも否定的影響を及ぼしました。
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創世記第34章に有名なデナ・ハモルの事件がありますが、その事件が起きる要因の一つがこれです。
「ヤコブは立ってスコテに行き、自分のために家を建て、また家畜のために小屋を造った。これによってその所の名はスコテと呼ばれている」
(創世記33:17)
ヤコブはカナンの地にストレートに行かず、それを目の前にして、スコテという地に1年から1年半、とどまったようです。
彼の行動には中途半端な気持ち、揺れる行動が見て取れます。
たとえば、ヤコブはエサウとの再会という大きな出来事を果たした後、エサウの家があるセイルに招かれますが、
「わたしはわたしの前にいる家畜と子供たちの歩みに合わせて、ゆっくり歩いて行き、セイルでわが主と一緒になりましょう」
(創世記33:14)
と、後で行くような言い方をしていますが、実際に行ったという記録はありません。
スコテにとどまり、そこで家と家畜のための小屋を造ったのですから、短期的滞在のつもりはありません。
彼はラバンからの脱出、エサウとの問題の解決という大事業を成し遂げた後で、心の空白ができたのかもしれません。
そして何よりも、心の中の霊的準備ができていなかったのではないかと思われます。
人は現実と直面するのをためらい、心の中に「ホッとする空間」を持とうとします。
それが「先延ばし」や「現状維持」という姿を取って外面に表れます。
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ここまでヤコブは、神にゆだね、神に導かれてきました。
それが全部良い結果となって表れました。
すると人間は、あたかも全部自分でやったものと勘違いするのです。
こうなると、自分で自分の状況をコントロールできるものと思い、人はいつの間にか人生の舵を自分で取ろうとします。
神はまっしぐらに約束の地に進ませているのに、ヤコブはその意志に反して、休みを取ろうとしました。
御心でない行動は、悪魔がちょっかいを出す好機になります。
神に選ばれた者ほど、神の矯正的お取り扱いに会い、思わぬ問題を通して正しい方向に導き直されます。
ヤコブとその一家は悲劇に巻き込まれます。
以下、次回に続きます。
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あなたが神に示されている「段ボール箱」があるなら、今日、それを取り除く好機の時として参りましょう。
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