今日のみ言葉【No.3233】(2023年11月28日)「偽善を警戒せよ(1)」
その間に、おびただしい群衆が、互に踏み合うほどに群がってきたが、イエスはまず弟子たちに語りはじめられた、「パリサイ人のパン種、すなわち彼らの偽善に気をつけなさい。
(ルカ12:1)
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人気アーティストの野外音楽フェスでは、観客が1時間でも2時間でも立ちっ放しで乗りに乗っています。
それこそ足の踏み場もない状況ですが、そのようなイメージを持って今日の聖書箇所を読むと、その場の雰囲気が分かります。
大勢の群衆に囲まれたイエス様は、人気アーティストが観衆に向かって叫ぶように、パリサイ人の偽善に対して警戒せよと語られました。
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今日の聖句のルカ12章1節は、この前の11章14節からずっと続いている流れの中で読まなければなりません。
口をきけなくする悪霊の追い出しから始まって、群衆は増え、とうとう、
「おびただしい群衆が、互に踏み合うほどに群がってきた」
(ルカ12:1)
となりました。
なぜなら、普段から人を見下し、あれこれと細かいことを注意するパリサイ人たちが、イエス様に見事にやり込められたからです。
人々にとって、これは小気味よかったに違いありません。
イエス様から叱責を受けて沈黙せざるを得ないパリサイ人の姿に、彼らが溜飲(りゅういん)を下げていたことは容易に想像できます。
さて、人々の
「次は何をやってくれるのだろう」
という期待と興奮が高まる中、イエス様は、
「パリサイ人のパン種、すなわち彼らの偽善に気をつけなさい」
(ルカ12:1)
と、今度は群衆に向かって語り始められました。
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聖書の中で「パン種」が出てくる時は、良い意味では使われず、悪い意味で使われます。
ここでもそうで、小さなパン種が粉全体を膨らませるように、パン種にたとえられたパリサイ人の偽善が、徐々に人々に悪影響を及ぼし、とうとうイスラエル共同体全体に行き渡っている、とイエス様は語られたのです。
ですから、
「パリサイ人のパン種、すなわち彼らの偽善」
(ルカ12:1)
に気をつけなければならないのです。
彼らが語っていることと、実際に行っていることとの間には矛盾があります。
表向きはきれいにしていても、内側は汚れて腐っています。
そのような人と共にいると、道徳感覚が破壊されてしまうので、気をつけなければならないのです。
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偽善のパリサイ人とでなく、イエス様と共にいる今日として参りましょう。
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