今日のみ言葉【No.3224】(2023年11月16日)「エサウとの再会(1)」

さて、ヤコブが旅路に進んだとき、神の使たちが彼に会った。ヤコブは彼らを見て、「これは神の陣営です」と言って、その所の名をマハナイムと名づけた。
(創世記32:1-2)

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ある人が、

「この部屋はいつか片付けなければならない」

と思いながら、何年もそうできないでいました。

ところが、急に引っ越しが決まり、あらゆる荷物を整理しなければならなくなりました。

一気に片付けた後、その人は言いました。

「私は何年もの間、ゴミと一緒に生活していたのだ!」

一気に捨て、一気に問題解決へと向かう時が人生にはあります。

ヤコブはカナンの地に入る直前、その力を得ました。

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ラバンとの問題が解決した次は、兄エサウとの問題です。

この時より20年前、ヤコブはエサウのふりをして父イサクを欺き、彼が祝福を受け継ぐことができるように契約させました。

兄エサウはこれを恨み、ヤコブに殺意を抱いたので、それを察知した母リベカがヤコブを自分の生まれ故郷まで行かせ、兄弟二人の間を離したという経緯があります。

「まだ恨みは消えていないのではないか?」

「自分はカナンの地に入り、兄と会ったら殺されるのではないか?」

そのような不安を持ったであろうヤコブに、神はベテルで最初に彼と会った時から

「わたしはあなたと共にいて、あなたがどこへ行くにもあなたを守り、あなたをこの地に連れ帰るであろう。わたしは決してあなたを捨てず、あなたに語った事を行うであろう」
(創世記28:15)

と約束しておられました。

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神はもう一度その約束をヤコブに思い起こさせます。

それが今日の聖句です。

「さて、ヤコブが旅路に進んだとき、神の使たちが彼に会った」
(創世記32:1)

ヤコブがカナンの地を出発する時に神の使いに出会いましたが、帰ってくる時にも会ったのです。

これは神の守りがあるという保証です。

ヤコブは大いに勇気づけられ、

「ヤコブは彼らを見て、『これは神の陣営です』と言って、その所の名をマハナイムと名づけた」
(創世記32:1-2)

と言いました。

「マハナイム」とはヘブル語「マハネ」(宿営の意)の複数形です。

つまり、ヤコブの宿営と御使らの宿営の二つということです。

こうして神が共におられることを確信したヤコブは、兄エサウとの再会に向けて前進できたのです。

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何が起きるかわからないのが人生です。

しかし、わかっていることは、信ずる者と神が共にいて離れないことです。

ヤコブと共に、「マハナイム」の現実を味わいながら人生を生きて参りましょう。

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Posted by maruyama