今日のみ言葉【No.3223】(2023年11月15日)「ヤコブ対ラバン（9）」

さあ、それではわたしとあなたと契約を結んで、これをわたしとあなたとの間の証拠としましょう」。
（創世記31:44）

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飛行機に乗ったら落ちて死ぬのではないかと恐れて、絶対に乗らず、新幹線で移動する人がいます。

確かに新幹線は、開業以来、一度も死亡事故を起こしたことがない安全な乗り物です。

ところが、駅まで、そして駅からは自動車に乗って行きます。

ある統計によると、自動車事故による死亡確率は飛行機事故の場合の2000倍もあるのだそうです。

そんな危険な乗り物に安心して乗り、危険でないものを恐れて避けるとは矛盾していますが、恐れという感情はそれほど強力な力を持っているのです。

ラバンはその恐れによって動かされました。

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ラバンはヤコブに対して契約を結ぼうと持ちかけました。

「さあ、それではわたしとあなたと契約を結んで、これをわたしとあなたとの間の証拠としましょう」
（創世記31:44）

彼はヤコブが後にテラピムを持ってきて、「自分には相続権がある」と言われる未来を予想し、財産が横取りされるのを恐れたのです。

ラバンのその恐れが、

「この石塚を越えてわたしがあなたに害を加えず、またこの石塚とこの柱を越えてあなたがわたしに害を加えないように、どうかこの石塚があかしとなり、この柱があかしとなるように」
（創世記31:52）

という言葉となって表れました。

ラバンはここで完全にヤコブと縁を切ったのです。

それは、アブラハム契約を継承するヤコブと離れることですから、今までヤコブを通して享受してきた神の祝福をも手放すことになります。

しかし、真の神を認めず、自分が信じる偶像の神に頼る彼には、その真理が見えません。

恐れが重大な損失を招いたわけです。

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現代に生きる私たちの場合は、キリストの内にとどまることが肝心です。

「父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛したのである。わたしの愛のうちにいなさい」
（ヨハネ15:9）

恐れを感じる時こそ、その方向に目を向けるのではなく、キリストに目を向け、自分がその愛の内にいることを見出しましょう。

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神の祝福が今日もあなたの上にあるように…。

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