今日のみ言葉【No.3572】(2025年 2月25日)「パリサイ人との対決(1)」

欲の深いパリサイ人たちが、すべてこれらの言葉を聞いて、イエスをあざ笑った。
(ルカ16:14)

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イエス様は不正な家令のたとえ話を用いて、弟子たちに不正の富(この世の富、地上の富)を救いのために使えと教えられました。

これは未信者や他宗教の人たちに語ったのではありません。

イエス様を救い主と信じ、たとえ犠牲を払ってでもその教えに従っていきたいと考える「弟子」向けに語られた話です。

その人たちには、救いのために今ある財産を使って、将来迎えられる天の御国に備えよと教えられました。

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ところが、周囲で聞き耳を立てていたパリサイ人はあざ笑いました。

彼らが見る「イエス一派」の者たちは、とてもお金持ちだとは見えません。

貧しいイエスが貧しい弟子たちに富を効果的に使えと話している…。

パリサイ人たちからは、そのような教えを説くこと自体が滑稽な光景に見えたのです。

それで、

「イエスをあざ笑った」
(ルカ16:14)

と、上から目線の侮蔑的態度を見せたわけです。

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14節から18節までは、欲の深いパリサイ人たちとイエス様との対決の場面です。

なぜ彼らがイエス様に対して挑発的態度を取ってきたかというと、それは、彼らの神学では、

「神から愛されている者は富む」

と教えていたからです。

彼らは、金持ちは神から愛されているから富んでいるのであり、当然、神の国に入ると考え、そのように人々に教えていました。

私たちも同じように考えていることがあるのではないでしょうか。

たとえば、

「神様から愛されているなら祝福されるはずだ。経済も健康も人間関係も、すべてうまく行くのがその証明。ならばお金のことも心配ない。豊かに祝福され、繁栄する」

という具合です。

こうなると、パリサイ人と同じ領域に重なる部分ができます。

さて、パリサイ人たちは、金持ちこそ神の国に入ると考えていたので、彼らはお金に執着していました。

これが、

「欲の深いパリサイ人たち」
(ルカ16:14)

という意味です。

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ここまでで、これ以降の話の準備ができました。

いよいよイエス様は、パリサイ人向けに金持ちとラザロの話をし、彼らの誤りを訂正しようとなさいます。

私たちも考えを変えなければならなくなります。

イエス様が本当に言われていることを知っていこうではありませんか。

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神の御言葉が何を言っているのか、見極める識別力を、徐々に養って参りましょう。

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