今日のみ言葉【No.3196】(2023年10月13日)「からだのあかり(1)」

だれもあかりをともして、それを穴倉の中や枡の下に置くことはしない。むしろはいって来る人たちに、そのあかりが見えるように、燭台の上におく。
(ルカ11:33)

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サイレント・マジョリティー(silent majority)という言葉があります。

「物言わぬ多数派」という意味です。

人々の多くは穏健な考え方を持ち、あまり強く意見を主張しません。

たとえば新商品にクレームが殺到したとしても、それは実は少数派であって、実際それで満足している客の多くは、わざわざ「良かった」、「役に立っている」等の連絡はしません。

ルカ11章33節以下は、イエス様に反対せず、その教えに賛同しているが、声をあげないでいる「サイレント・マジョリティー」向けにイエス様が語られた場面です。

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33節より前は、「ベルゼブル」だ「しるし」だと、クレームを浴びせかけてきた人たちに対してイエス様が反論しているところです。

ですから、この群衆の中には、「ベルゼブル」にこだわっている人と、「天からのしるし」を求める人の他に、黙ってイエス様のお話を聞いている賛成派の人たちという3グループがいたことになります。

イエス様は3番目の人たちに対して、

「だれもあかりをともして、それを穴倉の中や枡の下に置くことはしない。むしろはいって来る人たちに、そのあかりが見えるように、燭台の上におく」
(ルカ11:33)

と語られました。

現代の私たちは、LEDの電灯を部屋のどこに設置しているでしょうか?

部屋の隅々まで光が届く位置、つまり、天井に据えます。

当たり前の話です。

イエス様は、当たり前の話を当たり前になさいました。

たとえ話は、このようにスッと耳に入り、人の心の中に届きます。

そして、その人の理解度に合わせて神のメッセージが届けられるのです。

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たとえ話の効果は、この

「ん?何を語っているのだ?」

と私たちの心の内に波紋を起こさせることです。

「私に何か関係することか?」

という思いを抱かせ、少々不安になってきます。

黙っていて目立たないようにしているから安全だと思っていた人は、新たに行動を起こさなければならないとなると、その先の危険を案じて安心していられなくなるのです。

イエス様が私たちに語りたいこととは何なのでしょう?

以下、次回に続きます。

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神の光を求める今日として参りましょう。

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