今日のみ言葉【No.3159】(2023年 8月24日)「ヤコブの結婚(1)」
ヤコブはラバンに言った、「期日が満ちたから、わたしの妻を与えて、妻の所にはいらせてください」。
(創世記29:21)
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「結婚は私が選んだ人とします!」
などとは当たり前すぎて今は誰も言いませんが、昭和30年代以前にそんなことを言ったら波風が立ちました。
結婚のほとんどはお見合いで成立していたからです。
ユダヤの結婚は自由恋愛でもお見合いでもなく、両家の親同士が決め、本人の意志とは関係がありませんでした。
ヤコブの結婚も、結局はレアとラケルの父親であるラバンが決めたのです。
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「ヤコブはラバンに言った、『期日が満ちたから、わたしの妻を与えて、妻の所にはいらせてください』」
(創世記29:21)
約束の7年のただ働きの期間が終わったので、ヤコブはラケルとの結婚を要求します。
「そこでラバンはその所の人々をみな集めて、ふるまいを設けた」
(創世記29:22)
「その所の人々」とはその地の有力者たちです。
「ふるまい」とは7日間の結婚披露宴のことです。
つまり、ラバンは娘婿としてのヤコブの存在を公に認め、広めたということです。
ここまでは、「めでたし、めでたし」です。
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しかし、7年間の間にラバンが考えた策略がこの日実行されます。
「夕暮となったとき、娘レアをヤコブのもとに連れてきた」
(創世記29:23)
レアは目が弱かったので、夕暮れの段階で周りが見えなくなります。
ラバンは彼女を、新婚夫婦の初夜を営む寝床に連れてきました。
何も知らないヤコブは、当然一緒にいるのはラケルだと思って、
「ヤコブは彼女の所にはいった」
(創世記29:23)
となりました。
ところが、
「朝になって、見ると、それはレアであった」
(創世記29:25)
一体これはどういうことでしょう?
ラバンはなぜこんなことをしたのでしょう?
以下、次回に続きます。
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「なぜ?」と思うことが人生ではしばしばあります。
なぜ神がそのようなことが起きるのを許可されたのかはわかりません。
わかることは、
「あなたがたはわたしに対して悪をたくらんだが、神はそれを良きに変らせて、今日のように多くの民の命を救おうと計らわれました」
(創世記50:20)
と言ったヨセフの言葉から、神は悪を善のために用いることができる御方であるということです。
人間の目で見てわからないことでも、神の目から見れば祝福の道を歩んでいるのです。
そのことを信じ、意外な出来事で振り回される時でも、確かな一歩を踏み出す今日として参りましょう。
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