今日のみ言葉【No.3153】(2023年 8月10日)「ラケルとの出会い(5)」
ヤコブは一か月の間彼と共にいた。時にラバンはヤコブに言った、「あなたはわたしのおいだからといって、ただでわたしのために働くこともないでしょう。どんな報酬を望みますか、わたしに言ってください」。
(創世記29:14-15)
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ヤコブは伯父ラバンに引き取られ、彼の家で
「ヤコブは一か月の間彼と共にいた」
(創世記29:14)
とあります。
この期間、彼はどのように過ごしたのでしょう。
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ラバンが、
「あなたはわたしのおいだからといって、ただでわたしのために働くこともないでしょう」
(創世記29:15)
と言っていますから、ヤコブは忠実に、一生懸命働いたのでしょう。
ところで、
「ヤコブはすべての事をラバンに話した」
(創世記29:13)
はずですが、彼が自分と同族から結婚相手を見つけに来たことはまだラバンに打ち明けていなかったと考えられます。
もし言っていたら、ラバンは、
「どんな報酬を望みますか、わたしに言ってください」
(創世記29:14-15)
という質問はせず、もっとストレートに結婚の話題を彼に振ってきたはずです。
また、1ヶ月の間、我が娘の婿としてふさわしいかと厳しい目で彼を見ていたことでしょう。
そうすると、ヤコブは嫁を得るために背伸びして頑張り、良い所しか見せない行動となります。
これは真実の愛とは異なります。
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ヤコブにはベテルでの神体験があったのです。
「わたしはあなたと共にいて、あなたがどこへ行くにもあなたを守り、あなたをこの地に連れ帰るであろう。わたしは決してあなたを捨てず、あなたに語った事を行うであろう」
(創世記28:15)
この神と共に生きると決心したヤコブにとって、結婚のための小細工など必要ありません。
ただ、誠実に、全力で人に尽くす生き方をすればよい。
そのような人を神は見捨てることがない。
裏表のない働きを目にとめたラバンは、ヤコブに正当な報酬を差し出そうという思いになったのです。
ここまでくると、後は「めでたし、めでたし」となりそうですが、人生はそう簡単には進みません。
罪ある人間には欲得があり、自分中心に物事を運ぼうと考えます。
ヤコブもこの世の渦の中に巻き込まれ、物語は二転三転、アップダウンの激しいストーリー展開となります。
順風満帆に見えたヤコブの人生はどうなっていくのでしょうか?
果たして神の約束は言われたとおりになるのでしょうか?
以下、次回に続きます。
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どんな時も、神の愛と守りがあることを信じ、誠実に事に対処して参りましょう。
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