今日のみ言葉【No.3152】(2023年 8月 9日)「ラケルとの出会い(4)」
ヤコブはラケルに、自分がラケルの父のおいであり、リベカの子であることを告げたので、彼女は走って行って父に話した。
(創世記29:12)
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「本当に突然辞めるのやめてほしいです。せめて相談後にして欲しい」
とこぼす課長さんに対して、
「たぶんソレ、相談してますよ」
というコメントが出され、共感を呼んでいます。
「辞めたいんです」
と切り出して相談する社員はおらず、先に何らかの形でメッセージを送っているのですが、上司にまともに取り合ってもらえないと、
「これでは相談しても効果が無いな」
と部下は判断します。
上司に部下の雰囲気や言動から察する力が不足していたので、
「急に退職とは…」
という風に見えるわけです。
これは会社に限らず、夫婦関係でも同じで、上記の「辞める」や「退職」という語を「離婚」と置き換えて読むと、同じ理屈が成り立ちます。
普段から何でも話せる風通しの良い雰囲気があったのが、ラケルがいた家族だったようです。
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ラケルはヤコブが来たことを
「走って行って父に話した」
(創世記29:12)
とあります。
このことから、彼女は良い家族関係の中にいたことがわかります。
ラケルの父親であるラバンは、90年以上前にこれと同じ体験をしています。
彼の妹であり、ヤコブの母となったリベカが、アブラハムのしもべと出会った時です。
「娘は走って行って、母の家のものにこれらの事を告げた」
(創世記24:28)
この「娘」とは独身時代のリベカです。
彼女はすぐ、家族に報告をしに行きました。
そして兄ラバンが井戸にやって来ます。
「リベカにひとりの兄があって、名をラバンといった。ラバンは泉のそばにいるその人の所へ走って行った」
(創世記24:29)
隠し事をしたり、自分の独断で物事を決めたりせず、まず家族のみんなに報告し、話し合う伝統がラバン一族にはあったようです。
ここから、ラケルの育ちの良さがうかがえます。
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さて、
「ヤコブはすべての事をラバンに話した」
(創世記29:13)
とあります。
自分の生い立ちから、こうやって出て来なければならなくなったいきさつまでを話したのでしょう。
ヤコブの言うことを聞いたラバンは、確かにこの人は自分の甥であることを認め、
「あなたはほんとうにわたしの骨肉です」
(創世記29:14)
と言って、親戚の一人として彼を受け入れます。
この後、
「ヤコブは一か月の間彼と共にいた」
(創世記29:14)
とありますが、この期間が彼の運命を決める期間となりました。
一か月の間、彼は何をしたのでしょう?
以下、次回に続きます。
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家族が何でも話せるということが祝福なのです。
当たり前の生活に感謝を持つ一日として参りましょう。
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