今日のみ言葉【No.3145】(2023年 8月 1日)「神の与え方(4)」

「クラゲドームシアター」(鶴岡丸かじりサイトより)

そこでわたしはあなたがたに言う。求めよ、そうすれば、与えられるであろう。
(ルカ11:9)

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ルカによる福音書11章9節を「霊の119番」と覚えている人もいらっしゃるでしょう。

119番に電話して救助を呼ぶように、神様は人間に11章9節を用意しておられます。

神の国ではこれをどのように使ったら良いのでしょうか。

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まず、よく聞かれる感想は、

「求めても与えられないじゃないですか」

という抗議めいた訴えです。

これに

「御心ではなかったからでしょう」

と答えると、

「どうやったら御心の祈りが祈れますか?」

という質問にはならず、

「御心なんてわかりませんよ」

と突っぱねられたり、

「聖書が言う通りに求め続けていっても、結局御心でないからかなわない、という結末になるのなら、いつその祈りをやめたらいいのか」

と逆に聞き返す人もいます。

また、

「一応求めますが、祈りの最後に『御心ならかなえて下さい』と付け加えて、祈りが叶わなくてもダメージを受けないように保険をかけておきます」

といった言われ方をされることがあります。

求めを是非ともかなえたいという執念は強く感じますが、その背後には共通の考え方があるように思います。

それは、神様を機械扱い、単なるシステム、として扱い、非人格的関係のみで済まそうとすることです。

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あなたが、物扱い・機械扱いされ、人間扱いされなかったとしたらどう感じるでしょう?

機械扱いとは、例えばあなたという心を持った人間が、自動販売機として扱われることです。

「100円入れたから指定の飲み物を出せ」

としか要求されません。

また、システム扱いとは、例えばあなたが宅配便の会社の人だとします。

「指定の大きさで料金を払ったから、送り状通りに届けるのが当然でしょう」

となり、そうならなければ

「おかしい。損害弁償しろ」

と要求されます。

これが、客と店という関係なら成立するでしょうが、神と人間との関係は親子関係です。

ですから、あなたに息子・娘がいるとして、父親・母親であるあなたに

「100円入れたから指定の飲み物を出せ」

「指定の大きさで料金を払ったから、送り状通りに届けるのが当然でしょう」

としか言われないのだとしたら、そこには親子という関係が働いていないということになります。

「こうやれば絶対祈りはかなう」

という方法や法則を追い求めている人は、神との親子関係を拒否、または無視している自分に気づかなければなりません。

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霊の119番である

「求めよ、そうすれば、与えられるであろう」
(ルカ11:9)

の部分だけでなく、その直前にある

「そこでわたしはあなたがたに言う」
(ルカ11:9)

というところが神が人間と人格的関係を結ぶ「父なる神」だということを表しています。

「そこで」とは、その前の内容を指しています。

良きものを与えようとして待っている父親である神なのだと理解し、人間が操作できる機械ではなく、生きて私たちと同じく人格を持った神との親子関係に私たちは入れられているのだということを肝に銘じなければなりません。

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私たちが求める先は、機械ではなく、生きている神であることを覚え、求めていく今日として参りましょう。

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