今日のみ言葉【No.3143】(2023年 7月29日)「生活の処方箋(65)『最も大いなる愛』」

人がその友のために自分の命を捨てること、これよりも大きな愛はない。
( ヨハネ15:13)

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窓にこびりついた霜を取るためにどうなさいますか。

ナイフ等で削ろうとなさいますか。

きっと、ストーブに火をつけ、部屋の暖まりと共に霜が消えていく方を用いられるでしょう。

このぬくもりこそ、人生で最も大切な愛に他なりません。

日本で『愛』という言葉が市民権を得るまでに、ずいぶん時間がかかりました。

仏教国日本では愛は愛欲を意味し、煩悩の源とされたからです。

では、いったい『愛』とは何でしょうか。

作家の二葉亭四迷は、親に「くたばってしめえ」と勘当されたことから、このペンネームにしたそうです。

彼は「アイ・ラブ・ユー」を「死んでもいい」と名訳しました。

最も大いなる愛は、友のために死ぬこと、すなわち、生活の中で、身近な人のために小さな損をすることです。

すると、その愛が、どんな心の霜も溶かしていくのです。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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物価高の世の中ですが、経済には波がありますから、必ず物価が下がる時が来ます。

また、物の値段が上がると同時に給与が上がるわけではありませんが、一定の時間をおいて給料は上がります。

しかし、私たちは痛みには敏感で、心地よいものに対する意識は薄くなる傾向があります。

水の中で溺れたら苦しいですが、空気の中にいることには何も感じていないのと同じです。

愛に生きようと決心し、

「生活の中で、身近な人のために小さな損をすることです」

という生活の処方箋を実行しようとすると、痛みを感じます。

あなたの小さな愛が無視されたり、犠牲を払ってあげたのにまったく報いられないことがあるからです。

しかし、この痛みを感じることが良いのです。

なぜなら、自分が今までどんなに大きな愛の中に囲まれて生きた来たかがわかるからです。

あなたが誰かのために損をし、感謝もされずに善意が無に帰した時、愛に対する感覚が鋭敏になり、その分、自分が愛され、生かされている感覚が働き出すのです。

これが、

「人がその友のために自分の命を捨てること、これよりも大きな愛はない」
( ヨハネ15:13)

と言われたキリストの大いなる愛がわかり出す第一歩です。

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愛の修練を始める今日として参りましょう。

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