今日のみ言葉【No.3800】(2025年12月13日)「生活の処方箋(280)『真の喜びと平安』」
何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。そうすれば、人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るであろう。
(ピリピ4:6-7)
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神がいるならば、なぜ人生に試練が続くのだろうと、人は問い続けるのではないでしょうか。
特に病苦は、筆舌に尽くしがたい困難の坂を登らされることがあります。
しかし、病苦は進んで求めるものでないにしても、それを耐え忍ぶ人にとって素晴らしい祝福になります。
癌で44歳で世を去った東大医学部教授・細川宏氏が『病苦と心』誌に寄せた一節です。
「病苦は人の心を耕す『すき』である。開いた平板に踏み固められた心の土壌を病苦は深く掘り起こし、豊かな水分と肥料を加えて、瑞々しく肥沃な土壌に変える。『深く』『肥沃に』をモットーとして」
苦しみは避けたいものです。
しかし、天は耐えられないような試練を与えないことを肝に銘じ、試練に立ち向かい、その悲しみや苦しみを通して、真の喜びや平安が心の土壌からにじみ出てくる。
そんな歩みに挑戦していきたいものです。
(※田中信生の『生活の処方箋』より)
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上記の病苦のように、耐えられないと感じるほどの大きな試練に直面したとき、人はどうすればいいのでしょう。
聖書は、試練や困難の中で、人間的な理解を超えた神の平安が、心を守り、耐え忍ぶ力を与えてくれると約束しています。
「何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。そうすれば、人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るであろう」
(ピリピ4:6-7)
困難は自力で抱え込むのではなく、祈りを通して神にゆだねなさいと使徒パウロは語ります。
そうすることで、理屈を超えた平安が与えられるというのがこの聖句の意味です。
あなたの心は押しつぶされません。
守られます。
さらに、試練はただ単に耐え忍ぶだけのものでは終わらず、神の愛と力が働く機会となります。
私たちは試練を乗り越える力が与えられると聖書は約束しているのです。
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神にゆだね、真の喜びと平安をいただいてまいりましょう。
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