今日のみ言葉【No.3130】(2023年 7月14日)「パンを借りるたとえ話(2)」

しかし、よく聞きなさい、友人だからというのでは起きて与えないが、しきりに願うので、起き上がって必要なものを出してくれるであろう。
(ルカ11:8)

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真夜中に、「友よ、パンを三つ貸してください」と頼みに来られたらどうするか、の続きです。

あなたはどうなさいますか?

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このたとえ話では、夜中にたたき起こされた人はこう言ったとなっています。

「面倒をかけないでくれ。もう戸は締めてしまったし、子供たちもわたしと一緒に床にはいっているので、いま起きて何もあげるわけにはいかない」
(ルカ11:7)

自分が今起きたら、一緒に床に入っている子供たちも目を覚ますことになり、家族全体を巻き込むことになるので、それはできないと断ったのです。

このお父さんは当然のことを言っています。

しかし、このお話の結末は、彼は起きてパンを与えたとなっています。

なんと迷惑でひどい話でしょうか。

無理が通れば道理が引っ込む。

何事もがめつい奴が勝つのが世の中。

積極思考、ポジティブ思考にたけた者だけが世の勝利者となる。

そういうこの世の処世術をこの箇所は言っているのでしょうか?

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イエス様は、

「しかし、よく聞きなさい」
(ルカ11:8)

と言われて、このお話のポイントを語っておられます。

それは、まず、

「友人だからというのでは起きて与えない」
(ルカ11:8)

ということです。

さて、イエス様は弟子たちに

「わたしはあなたがたを友と呼んだ」
(ヨハネ15:15)

と言われました。

ですから、イエス・キリストを信じる人は「友」と呼ばれているのです。

しかし、

「友人だからというのでは起きて与えない」
(ルカ11:8)

ということは、神を信じているという関係だけでは与えられないということです。

ではどうやったら与えられるのかというと、

「しきりに願うので、起き上がって必要なものを出してくれるであろう」
(ルカ11:8)

とあるように、「しきりに願う」こと、すなわち、継続的に祈り求めることが必要だとイエス様は語っておられるのです。

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私は最初にこの箇所を読んだ時、正直言って疲れました。

「何だ、神を信じているだけではダメなんだ。『すべて添えて与えられる』(マタイ6:33)には、結局、人間のガンバリが必要なんじゃないか」

神様から、

「祝福が欲しいのなら、タダではあげません。祈りという労働をして、その代価で欲しいものを得なさい」

と言われているように感じたのです。

このような適用を引き出すことは誤りです。

聖書はさらに奥深いことを語っているからです。

父なる神の真意とは何でしょうか?

以下、次回に続きます。

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まず祈り求めてみましょう。

そこから信仰の人生が始まります。

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