今日のみ言葉【No.774】(2014年 2月28日)

われわれの神、契約を保ち、いつくしみを施される大いにして力強く、恐るべき神よ
(ネヘミヤ記9:32)

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私はソチオリンピックでもサッカーでも野球の試合でも、リアルタイムでその時の生中継を見ることはしません。

年のせいか、あのハラハラドキドキ感に身体が耐えられなくなっているからです(^_^;)。

その代わり、スポーツニュースを録画して見ています。

これだと冒頭の雰囲気で勝ったか負けたかある程度察しがつくので心の準備ができます。

また、「ここが見所!」というシーンだけにまとめられているので、それさえ見れば全部見たのと同じ感覚になります。

聖書にも同じような個所があります。

ネヘミヤ記第9章は、旧約聖書の歴史がダイジェスト版でまとめられているところです。

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ネヘミヤ記第9章では、エズラが神とイスラエルの間の歴史を語っています。

今日の聖句で、祭司エズラが「われわれの神」とはこのような方であると告白しています。

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(1)契約を保ち

神はご自分が立てられた契約を必ず守るお方です。

「わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大きくしよう。」
(創世記12:2)

アブラハムとの間に結んだこの祝福の契約を果たすために、イスラエルの民が単なる部族から一大国家へと成長するよう導かれました。

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(2)いつくしみを施される

しかし、イスラエルの民は何度も神を忘れ、勝手な行動をし続けました。

彼らは痛い思いをして神に立ち返り、平穏な日々が続くとまた神を忘れて自己中心な生活を送る、というパターンを繰り返しました。

たとえそうであっても、神はアブラハムの子孫を祝福するとの契約を忘れず、悔い改めるたびに彼らを赦し、また、背いている最中は預言者らを送り、元の道に帰るように諭し続けたのです。

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(3)大いにして力強く、恐るべき神

だからといって、神は甘いお方ではありません。

愛と忍耐の方ですが、同時に、罪と妥協せず、正義を求められる方であり、人間の力など及ぶはずもないほどの力を持っておられる方です。

この方から

「あの件はどうなっている?」

と問い正されたら、罪ある人間はひとたまりもありません。

「罪の支払う報酬は死である」
(ローマ6:23)

の言葉通り、人は永遠に神から切り離され、滅んでしまうのです。

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神はいつくしみを施される「愛」の方ですが、「義」の方なので人間に罪があれば死の刑罰を下し、裁かれるお方です。

しかしそれでは一人も滅ぶことを望まない「愛」の部分が成り立ちません。

また、祝福の契約も必ず果たすとなると、一体どうしたらいいのでしょうか?

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その答えは十字架にあります。

神の子イエス・キリストが人間の罪の身代わりとして十字架でその罰を受けて下さいました。

これは例えて言えば、返せないほどの莫大な借金を誰かが全部払ってくれたようなものです。

綺麗サッパリ罪の借金がなくなったので、神の義が通り、神は自由に人間を愛し、祝福の契約も全うされます。

イエス・キリストの十字架にこそ、真の神を知る道があるのです。

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自分の人生を振り返るひとときを持つ一日となりますように…。

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