今日のみ言葉【No.3085】(2023年 5月23日)「善きサマリヤ人の話(5)」
ところが、あるサマリヤ人が旅をしてこの人のところを通りかかり、彼を見て気の毒に思い、
(ルカ10:33)
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いよいよ今回からサマリヤ人の登場です。
彼は憐れみの人として描かれています。
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ユダヤ人の中で最も神に仕えているはずの祭司とレビ人は、倒れていたケガ人を無視して過ぎて行ってしまいました。
彼らにとっては自分の聖さを保つことの方が大事だったのです。
これに対して、ユダヤ人に見下されていたサマリヤ人はこのケガ人を助けます。
「近寄ってきてその傷にオリブ油とぶどう酒とを注いでほうたいをしてやり、自分の家畜に乗せ、宿屋に連れて行って介抱した」
(ルカ10:34)
ここでのポイントは、彼にはあわれみの心があったことです。
「ところが、あるサマリヤ人が旅をしてこの人のところを通りかかり、彼を見て気の毒に思い」
(ルカ10:33)
各聖書の訳では、
「気の毒に思い」(口語訳)
「かわいそうに思った」(新改訳)
「憐れに思い」(新共同訳)
となっています。
この「あわれみ」の思いは、ルカ15章の放蕩息子の話で、帰ってきた弟息子を迎える父親が抱いたあわれみと同じです。
ルカ15:20では、
「父は彼をみとめ、哀れに思って」(口語訳)
「父親は彼を見つけて、かわいそうに思い」(新改訳)
「父親は息子を見つけて、憐れに思い」(新共同訳)
となっています。
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イエス様は、善きサマリヤ人の話を通して、神は憐れみ深い御方であり、その方がご自分から動き、傷ついた人を癒やして下さることを語っておられます。
話としてはわかりますが、聞いている律法学者にとってはおもしろくありません。
なぜなら、その憐れみを持たない者が自分たちユダヤ人で、憐れみ深かったのがサマリヤ人であるという設定だからです。
しかし、彼はまだ自分を保っていられます。
これは単なるお話であって、自分に言われていることではないからです。
しかし、次の段階で一挙にイエス様は彼の心に切り込んでいかれます。
何と言われたのでしょう?
以下、次回に続きます。
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憐れみの心を意識する今日として参りましょう。
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