今日のみ言葉【No.537】(2013年 3月27日)

この言葉はあなたがたにとって、むなしい言葉ではない。これはあなたがたのいのちである。
(申命記32:47)

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イザヤ書にこのような言葉があります。

「天から雨が降り、雪が落ちてまた帰らず、地を潤して物を生えさせ、芽を出させて、種まく者に種を与え、食べる者にかてを与える。」
(イザヤ55:10)

雨や雪が天から降って、そのままの形で天に戻ることはあるでしょうか?

聖書は「ない」と言うのです。

天から降った雨や雪は、

「地を潤して物を生えさせ、芽を出させて、種まく者に種を与え、食べる者にかてを与える」

のです。

これと同じように、

「わが口から出る言葉も、むなしくわたしに帰らない。わたしの喜ぶところのことをなし、わたしが命じ送った事を果す。」
(イザヤ55:11)

つまり、神様の言葉、約束が発せられると、何も起きないままその言葉が神様に帰ることはないというのです。

必ず、

「わたしの喜ぶところのことをなし、わたしが命じ送った事を果す。」

のです。

神の救いの約束は永遠に変わりません。そしてそれは必ず果たされます。

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ただし、

「わが思いは、あなたがたの思いとは異なり、わが道は、あなたがたの道とは異なっていると主は言われる。」
(イザヤ55:8)

とあります。

人間は「良くなる」と聞かされると、右肩上がりの一直線を想像します。

昨日よりは今日、今日よりは明日、段々良くなっていく、と考えるのです。

しかし、霊的世界の戦いはそういうものではありません。

これ以上ないほどの最悪の次の瞬間、圧倒的大勝利が輝きます。

死ぬはずのない主人公が死んでしまい、物語が終わったと誰もが思った3日後に復活があります。

「天が地よりも高いように、わが道は、あなたがたの道よりも高く、わが思いは、あなたがたの思いよりも高い。」
(イザヤ55:9)

のです。

神の言葉は「むなしい言葉」ではありません。

モーセが

「これはあなたがたのいのちである。」

と最後に言い残したように、信じる者の内で命となり、神の御心を行わせ、この世に収穫をもたらしていくのです。

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神の約束を今一度振り返り、心新たにされて参りましょう。

御言葉,申命記

Posted by maruyama