今日のみ言葉【No.3011】(2023年 2月16日)「アブラハムの終活(1)」
アブラハムは再び妻をめとった。名をケトラという。
(創世記25:1)
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高齢者のご夫妻で、「妻に先立たれた夫」に比べて、「夫を亡くした妻」はその後も元気で長生きするとよく聞きます。
本当でしょうか?
実際に愛媛県で調査をしたところ、死亡リスクが高いのは「妻を亡くした夫」と「夫がいる妻」だった、と読売新聞のヨミドクターの記事(2021年3月10日版)は報じています。
調査した医師が出した結論は、
「夫の依存が妻に負担をかけている一方で、妻に先立たれると、夫は身の回りのことを助けてくれる存在を失い、逆に死ぬ危険性が高まる。夫が家事などを覚えて自立することが大切だ」
だそうです。
男性の自立。
これが双方を生かす鍵のようです。
妻サラに先立たれたアブラハムの場合はどうだったのでしょう?
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妻サラを127歳で天に送った時、アブラハムは137歳でした。
現代の感覚で言えば、もうヨボヨボのおじいちゃんの年ですが、アブラハムの身体はまだ若々しさを保っていました。
彼はケトラという女性を妻にめとり、その間に6人の子をもうけます。
「アブラハムは再び妻をめとった。名をケトラという」
(創世記25:1)
この時代はモーセの律法が与えられる以前の時代ですから、一夫多妻は律法違反ではありません。
彼には正妻としてのサラと、そばめとしてのハガルとケトラがいたということになります。
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アブラハムの自立の具合はどうだったでしょう?
彼が食後に皿洗いをしたとかの記述はありませんが、最後までよく考え、用意周到に子供たちの将来のための準備をし、信仰の継承を行ったことが聖書を通して読み取れます。
その点から、彼はサラの死後も自立した生活を送ったことがうかがえます。
次回、彼の知恵ある準備を見て参りましょう。
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現実生活で自立する秘訣は、神に依存する生き方を訓練することです。
神を第一として生活する訓練を自分に施してきた人は、神に依存して生きることを覚えるので、そうたやすくは人に依存する方向に流れていくことはなく、依存と自立をコントロールすることができるようになります。
今日も神に向かって祈り、神から祈りの答えをいただいて、地上の生涯を自分の足で歩んで参りましょう。
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