今日のみ言葉【No.2968】(2022年12月 8日)「イサク奉献(7)」
み使が言った、「わらべを手にかけてはならない。また何も彼にしてはならない。あなたの子、あなたのひとり子をさえ、わたしのために惜しまないので、あなたが神を恐れる者であることをわたしは今知った」。
(創世記22:12)
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かつて大学入試の合否を確認するのに、合格電報が用いられていました。
合格なら「サクラサク」(桜咲く)、不合格なら「サクラチル」(桜散る)、といった具合です。
神からアブラハムに渡された合格電報が今日の聖句です。
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アブラハムは我が子イサクに対して、
「彼を燔祭としてささげなさい」
(創世記22:2)
という神の命令を受けました。
これは彼が本当に神を信頼しているかどうかを試す信仰の試験でした。
心の中にある目に見えない信仰は、表に出た行動によって把握されます。
それが
「アブラハムが手を差し伸べ、刃物を執ってその子を殺そうとした」
(創世記22:10)
ということです。
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信仰の試験に対するアブラハムの解答が示されました。
彼は神を信じ、全く疑うことをせず、神が言われたとおりに従ったのです。
神はこれを100点満点と認め、御使を通して、
「わらべを手にかけてはならない。また何も彼にしてはならない」
(創世記22:12)
と語り、アブラハムの手を止めました。
「あなたが神を恐れる者であることをわたしは今知った」
(創世記22:12)
これが神様からの合格通知です。
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ここまで来るのに、アブラハムは幾多の失敗を繰り返しました。
神は彼をあきらめることなく、神への信頼を増すように、忍耐を持ってその信仰を育て上げられたのです。
それはアブラハムが元々特別に従順で、霊的判断力に優れた聖なる資質を持っており、生育環境も真の神を信じる信仰厚い人々に取り囲まれていたから…、ではありません。
「あなたがたの先祖たち、すなわちアブラハムの父、ナホルの父テラは、昔、ユフラテ川の向こうに住み、みな、ほかの神々に仕えていた」
(ヨシュア記24:2)
とあるように、アブラハムは真の神を信じる環境に置かれていたわけではありませんでした。
ただ、神の選びと、神の約束によってアブラハムの信仰は育て上げられたのです。
これは神からの一方的祝福です。
私たちがどのような親に育てられたか、どんな環境にいたか等の生育環境はもちろん大きな影響を及ぼします。
しかし、
「わたしは植え、アポロは水をそそいだ。しかし成長させて下さるのは、神である」
(第1コリント3:6)
とあるように、神が主導されて信じる心ができあがるのです。
ここに私たちの希望があります。
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神の御心を尋ね求め、従おうとする中で、私たちは霊的に成長します。
そこに希望を持ち、今日のチャレンジに対面してまいりましょう。
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