今日のみ言葉【No.2958】(2022年11月26日)「イサク奉献(2)」
神は言われた、「あなたの子、あなたの愛するひとり子イサクを連れてモリヤの地に行き、わたしが示す山で彼を燔祭としてささげなさい」。
(創世記22:2)
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今日は神の命令が下されたところです。
ここはアブラハムの人生のクライマックスで、信仰の上級者が受けるテストであることを知りましょう。
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アブラハムが年老いてからイサクを授かったことはご存知でしょう。
そして、この子は自分の後継ぎとしてだけではなく、神の祝福の契約を受け継いでいく者です。
それは神ご自身が言われていることでした。
「神は言われた、『いや、あなたの妻サラはあなたに男の子を産むでしょう。名をイサクと名づけなさい。わたしは彼と契約を立てて、後の子孫のために永遠の契約としよう』」
(創世記17:19)
ところが、今回、
「神は言われた、『あなたの子、あなたの愛するひとり子イサクを連れてモリヤの地に行き、わたしが示す山で彼を燔祭としてささげなさい』」
(創世記22:2)
と、ご自分が約束されたことを否定するような言い方です。
アブラハムには全く理解できなかったことでしょう。
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現代の私たちには新約聖書が与えられ、イエス・キリストの生涯を知っているので、この箇所は容易に理解できます。
まず、
「あなたの愛するひとり子」
というワードでピンときます。
「これはイエス様のことではないか!」
かの有名なヨハネ3章16節を思い起こされた方がいらっしゃるでしょう。
「神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである」
(ヨハネ3:16)
そして、イサクが連れて行かれた地は
「モリヤの地」
です。
モリヤとはエルサレム周辺の地域を指します。
ますますイエス・キリストの生涯と一致してきます。
さらに、
「わたしが示す山で彼を燔祭としてささげなさい」
では、「ささげる」ということはキリストの十字架の死を表し、エルサレムは標高800mの小高い丘の上にありますから、「山」はまさにエルサレムを、もしかしたらゴルゴタの丘を指定しているのかもしれません。
そして最後に、イサクは燔祭として捧げられるのですから、死ななければなりません。
しかし、イサクに続く「後の子孫」の約束があるということは、イサクはいったん死んでも、生き返らなければ神の約束の整合性が成り立ちません。
創世記のこの箇所で「復活」という語はありませんが、新約聖書を読んでいれば、ここはキリストの復活の予表であることが察知できます。
このように、新約聖書の光を当てて旧約聖書を読むと、神のご計画の正確さが理解できます。
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しかし、理解できたから信じられるわけではないのです。
神は理解を超えたところの信頼を求めておられます。
アブラハムはどうしたでしょう?
以下、次回に続きます。
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アブラハムの生涯を見てわかるとおり、信仰には初級・中級・上級の段階があり、それぞれで信仰の試験があります。
自分に与えられた試験に取り組み、神の合格証書をいただく今日として参りましょう。
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