今日のみ言葉【No.491】(2013年 1月25日)

主は彼に言われた、「だれが人に口を授けたのか。話せず、聞えず、また、見え、見えなくする者はだれか。主なるわたしではないか。
(出エジプト記4:11)

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「子供が飼っていたインコが死んでしまいました。この時あなたは子供にどんな声をかけますか?」

お昼のテレビ番組「笑っていいとも」のお受験コーナーで出された問題です。

子供だけでなく親も面接を受ける私立小学校。

親は何と答えれば合格に近くなるのでしょうか?

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模範解答は、

「あなたがちゃんと育てないから死んじゃったのよ。」

だそうです。

耳を疑うような厳しい答えですが、ポイントは、

・ファンタジーのような慰め(「心の中にお引っ越ししたのよ」等)は現実から目をそらすことになるので良くない。

・命の大切さと責任を認識させ、現実を直視させることが必要。

ということです。

もちろん責める口調ではなく、諭すように言うことが大事ですが、「現実」ということがキーワードのようでした。

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今日の聖句は、神の存在という「現実」を知らせる個所です。

ヨセフの時代にエジプトへ移り住んでから400年。

イスラエル民族は増え広がり、それを脅威に感じたヨセフを知らない王パロは彼らを奴隷として扱い始めました。

神はイスラエルを解放し、神の使命を果たす民族へと導くその第一歩として、モーセを選ばれました。

しかし彼は「私は口下手なのでそんなことはできない。」と言い訳をします。

それに対して神は、

「だれが人に口を授けたのか…主なるわたしではないか。」

と、モーセに見えなかった神の現実を示され、彼を勇気づけるのです。

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ここに神様が人間と関わる時の一つのパターンがあります。

初めに神は、人間が圧倒されるような大きな事をせよと呼びかけられます。

そして人間に自分の限界と直面するよう仕向けられるのです。

次に、その命令を見事にしてのけられるように、助けと力を与えて下さいます。

自分の弱さや欠点という現実しか見えない状況でも、神の助けという現実があることを知りましょう。

神は御心を果たすために助けを惜しまない方であることを覚えていきましょう。

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限界に出会うのは、神の偉大さに出会うためです。

神の現実を体験できる一日となりますように…。