今日のみ言葉【No.485】(2013年 1月18日)

ときに神はヤコブに言われた、「あなたは立ってベテルに上り、そこに住んで、あなたがさきに兄エサウの顔を避けてのがれる時、あなたに現れた神に祭壇を造りなさい」。
(創世記35:1)

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ヤコブは兄エサウの恨みを買ったので、叔父ラバンの所を目指して逃げるように家を出ました。

その途中、石を枕にして見た夢の中で神と出会いました。

神はヤコブに祝福の約束を授けられました。

そこがベテルだったのです。

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月日が過ぎ、ヤコブは妻をめとり、子どもに恵まれ、家畜も財産も増えました。

しかし、兄エサウが自分を恨んでいることに変わりはない、と彼は信じていました。

兄エサウとの対面を前にし、ヤコブはたとえ家畜財産を失い、妻子が捕らえられたとしても、自分一人は逃げられるように策略を巡らします。

しかしそれも御使いとの一晩中に渡る組み打ちの中、もものつがいが外され、動けなくなり、逃げる道は閉ざされました。

彼は現実と対面します。

何と、長い年月はエサウの心を変えていました。

兄弟は再会と和解のひとときを持ったのです。

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神はその後、あの時神に出会ったベテルに戻れと命じられます。

そして今度は一晩だけ過ごすのではなく、そこに住めとおっしゃいました。

神は様々な状況を通して、私たち人間を原点に戻されます。

逃げて逃げて逃げ回った末、ついに逃げられなくなり、現実を直視せざるを得なくなるのです。

それは大変厳しいもので、ファンタジーやコメディとはほど遠いものかも知れません。

しかし、そこに神は待っておられ、祝福のご計画を共に進めようとしておられるのです。

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あなたが生きた神と出会った最初の原点はどこだったでしょうか?

あなたが忘れても、神は忘れることはありません。

あなたのベテルに祭壇を築き、神を見上げることが原点に戻ることです。

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祝福を授けようとされる神と共に今日も歩んで参りましょう。

創世記,御言葉

Posted by maruyama