今日のみ言葉【No.484】(2013年 1月17日)

主はレアがきらわれるのを見て、その胎を開かれたが、ラケルは、みごもらなかった。
(創世記29:31)

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「きゃりーぱみゅぱみゅ」というお名前の歌手がNHKの紅白歌合戦に出ていました。

いまだに私はちゃんと発音できませんが、いっぺんで覚えました。

名前の意味にこだわるというより、感覚的な面で売り出した会社の作戦は当たったと思われます。

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イサクの子ヤコブの名前は「押しのける者」という意味です。

その名の通り、彼は兄エサウから長子の特権・相続の祝福を奪い取り、それが元で兄から恨まれ、家を出ることになります。

不思議なもので、人をだます者にはその更に上を行くだます人との出会いがあります。

ヤコブは叔父ラバンのもとに身を寄せ、その娘ラケルと恋に陥り、結婚することになりました。

ラバンは目の弱い姉レアをヤコブの嫁としようと企み、婚宴の夜、ラケルとレアを交換し、作戦を成功させます。

だまされたと知って抗議するヤコブに、「あと7年働いたらラケルと結婚させる」と説き伏せ、更にヤコブはただ働きをさせられます。

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このような背景の中で今日の聖句があります。

レアはヤコブと結婚したものの、愛されていませんでした。

ヤコブの愛情は、美しい妹ラケルの方に注がれていました。

美しさで劣り、目が弱いといハンディがあり、夫ヤコブは「おまえの父親にだまされて結婚させられた」と思っている…。

レアの境遇は自分が原因となって招いたものでは決してありません。

レアは運命に翻弄される無力な女性だったのです。

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しかし、

「主はレアがきらわれるのを見て、その胎を開かれた」

とあります。

ただ一人、天の神は彼女を愛しておられました。

レアは夫の愛情を得ようと一生懸命努めましたが、終生それは得られませんでした。

しかし、神は彼女を愛し、多くの子どもたちを与えたのです。

どんな境遇の中にいても、神の愛は変わることなく注がれます。

レアの生涯は神の愛を証しする人生でした。

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神の愛が注がれる場所に目を注いでいきましょう。

創世記,御言葉

Posted by maruyama