今日のみ言葉【No.2929】(2022年10月21日)「キリストの受難告知(2)」
彼らは答えて言った、「バプテスマのヨハネだと、言っています。しかしほかの人たちは、エリヤだと言い、また昔の預言者のひとりが復活したのだと、言っている者もあります」。
(ルカ9:19)
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なぜ今まで100円で買えたパンが急に150円に値上がりしたのでしょう?
円安だからです。
円安ということは、1ドルという値札は変わりませんが、100円ではなく150円払わないと手に入らなくなったということです。
つまり、ドルで決済する海外からの輸入品が高くなるのです。
パンの材料でもある小麦粉の9割は外国産なので、小売価格に反映するのは当然です。
では円安は悪いことばかりかというと、そうではありません。
輸入が損となる仕組みなので、反対の輸出では儲けが起きています。
輸出関連企業は過去最高益を出し、日本のGDPは上昇し、外国債を持つ政府の財源は豊かになります。
このように物事には表と裏、プラスとマイナスの両面があるのですが、人間は自分の立場からしか判断できませんから、その評価は一方的なものになります。
イエス・キリストへの評価も同じで、人々は様々なことを言いました。
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イエス様の第1の質問
「群衆はわたしをだれと言っているか」
(ルカ9:18)
に対して、弟子たちは、
「バプテスマのヨハネだと、言っています。しかしほかの人たちは、エリヤだと言い、また昔の預言者のひとりが復活したのだと、言っている者もあります」
(ルカ9:19)
と答えたとルカは記しています。
マタイは
「ある人々はバプテスマのヨハネだと言っています。しかし、ほかの人たちは、エリヤだと言い、また、エレミヤあるいは預言者のひとりだ、と言っている者もあります」
(マタイ16:14)
と書き残しています。
バプテスマのヨハネやエリヤは強烈なメッセージを発する預言者でしたが、エレミヤはそれとは対照的に涙の預言者と呼ばれるほど優しい人でした。
これはイエス様の人間性の多様さを示し、イエス様を見聞きした人々は、その豊かな人格の一端に触れ、自分の立場からの印象を述べているということです。
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ここで重要なことは、様々な意見や感想があるということの中に、その当時、人々が持っていた
「メシアなら、きっとこういう人であるに違いない」
というイメージと、イエス様が合っている、合っていないという評価があるということです。
弟子たちは、
「この人こそ救い主メシアである」
というプラスの評価も、
「期待されるメシア像とは違う」
というマイナスの評価も、両方、人々から聞かされていたでしょう。
そのような中、弟子たちは自分たちが体験した5千人の給食の奇跡の後、
「それでは、あなたがたはわたしをだれと言うか」
(ルカ9:20)
という第2の質問を受け、それに自分の答を出すように要求されました。
彼らはどう答えるのでしょう?
以下、次回に続きます。
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好都合も不都合も、すべて交えて、私たちは神を信じます。
あなたの信仰がさらに磨き上げられる今日となりますように…。
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