今日のみ言葉【No.2927】(2022年10月19日)「アビメレク事件(1)」
アブラハムは妻サラのことを、「これはわたしの妹です」と言ったので、ゲラルの王アビメレクは、人をつかわしてサラを召し入れた。
(創世記20:2)
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ある新潟の老舗ホテルに泊まったときのことです。
ここは昔からカレーが美味しいと有名です。
朝食バイキングの席に座った私は、そのお目当てのカレーを一口食べてびっくりしました。
「あれ!これ、レトルトカレー?◯◯社の△△という商品と同じ味だ!」
しかし、すぐ気づきました。
食品メーカー側が老舗ホテルの味を目標にして近づけていたのです。
企業努力のお陰で、私は本家本物の10分の1の値段でレトルト食品の恩恵にあずかっていたというわけです。
さて、アブラハムが妻サラを妹と偽った話は2度出てきますが、12章が本物で20章がレトルトだということではありません。
どちらも実際にあったので聖書に記されているのです。
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アブラハムが妻サラを妹と偽ったことは、以前、創世記12章で取り扱いました。
今回が2度目ですが、どうやらアブラハムはこの手段でばれずに切り抜けてきたことが何回もあり、その内で見つかったのが2回あったというのが実状のようです。
「なぜ性懲りもなく…」
と思われますか?
人間とはそういうものなのです。
アブラハムはこのような不完全な人間でしたから、失敗や勘違いや神の御心に反することを行います。
しかし、だからこそ、アブラハム契約が一方的祝福の契約だということが明らかにされます。
アブラハム契約は彼の不従順や罪によって破棄される契約ではありません。
神がその契約を履行されるのです。
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今日の聖句は創世記18章でなされた
「来年の春、わたしはかならずあなたの所に帰ってきましょう。その時、あなたの妻サラには男の子が生れているでしょう」
(創世記18:10)
という約束のすぐ後にあります。
サタン(悪魔)は、アブラハムとサラとの間に子が生まれ、その先の子孫に救い主が生まれることを知っていたので、妨害しようとして背後で働いたと考えられます。
サタンはそうやって神の御計画を台無しにしようとして、私たちを落とし穴に入れようとします。
創世記20章でアブラハムはあるべき姿以下に落ち、サタンの計略に捕らえられそうになりますが、神はアブラハムと結んだ契約ゆえに、彼を救い出されます。
次回以降、この出来事のどこに祝福があり、どのように神が導かれるのかを見ていきましょう。
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神はできもしない約束をする御方ではありません。
神はアブラハムと結んだ契約を果たされる御方なのです。
私たちがイエス・キリストを信じて救われるという約束も同じです。
神の動かぬ確かさという土台の上に、私たちの人生を築き上げてまいりましょう。
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