今日のみ言葉【No.2921】(2022年10月12日)「ソドムとゴモラの滅亡(6)」
しかしロトの妻はうしろを顧みたので塩の柱になった。
(創世記19:26)
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イスラエル聖地旅行に行き、死海観光をした時、そこで化粧品を買ってお土産にしました。
ご存知のように死海は塩分濃度が高く、ミネラル豊富な石鹸やクリームが製品となっているのです。
死海近辺にソドムとゴモラがあったらしいので、私はあちこちに立つ奇岩を見ながら、
「もしかしたら、この中にロトの妻の柱があるのだろうか?」
と勝手に想像をめぐらしていました。
彼女は塩の柱になったと聖書に記されているからです。
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「しかしロトの妻はうしろを顧みたので塩の柱になった」
(創世記19:26)
これは御使の
「のがれて、自分の命を救いなさい。うしろをふりかえって見てはならない」
(創世記19:17)
という言葉に反し、神の警告を無視したことになります。
ロトの妻はソドムへの神の裁きから救われたにもかかわらず、振り向いてしまい、その結果、塩の柱になりました。
なぜ振り向いて自分から滅びを招いたのでしょう?
それは彼女が以前のソドムの生活に「未練」を覚えていたとして言いようがありません。
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私たちはロトの妻を笑うことができません。
彼女と同じ性質を我々も等しく持っているからです。
たとえば、引っ越しをするとか、老後のことを考えて身辺整理を始めるとか、家の中の物を片付けようとする時、短時間でバシバシ捨てられる人は稀です。
必ず物を手にしては立ち止まり、それに関連する思い出に浸り、
「やっぱり捨てられない」
と元に戻し、少量のゴミしか出ない結果になるのが通例です。
以前、この御言葉メールで女優の中村メイコさんの終活の話をしたことがあります。
彼女は大事なものから捨てました。
まず最初に、子役時代にエノケンさんからもらった大事な人形を捨てました。
高倉健さんと江利チエミさんの結婚式の写真にハサミを入れました。
大事な物を思い切って捨てると、気持ちが吹っ切れて、残りの物は簡単に捨てられるそうです。
これくらいしないと、人はなかなか手放せないものなのです。
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イエス様ご自身も
「ロトの妻のことを思い出しなさい」
(ルカ17:32)
と言われています。
私たちの内にロトの妻と同じ性質があることを認め、イエス様の警告に従い、聖霊にお願いしてそれを取り去っていただくように祈りましょう。
詩篇の記者が、
「ひとみのようにわたしを守り、みつばさの陰にわたしを隠し」
(詩篇17:8)
と祈ったように、神の守りの中に入れていただけることを信じ、祈りの日々を積み重ねてまいりましょう。
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