今日のみ言葉【No.2870】(2022年 8月 3日)「アブラハム契約の締結(2)」
アブラムは言った、「主なる神よ、わたしには子がなく、わたしの家を継ぐ者はダマスコのエリエゼルであるのに、あなたはわたしに何をくださろうとするのですか」。
(創世記15:2)
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お金はあるのに不安が消えない。
そう思う人は今日のアブラムの気持ちがわかる人です。
物質的富では解決できない問題が彼にはありました。
それは未来という不確定要素です。
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この時のアブラムは裕福になり、富と力を持っていました。
それでも恐れがありました。
「主なる神よ、わたしには子がなく」
(創世記15:2)
ということです。
神様の祝福の契約は、子孫の繁栄と土地が与えられる約束でした。
アブラムが土地を取得する可能性はあったのでしょうか?
大いにあります。
富が増え、人間関係が広がりつつあるのですから、これは今後期待できます。
では子孫が増えるという約束はどうでしょう?
人間の体は時間の経過と共に衰えていくのですから、実現の可能性は今後減少していきます。
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アブラムは常識的に考えました。
当時、子がない夫婦は奴隷を養子として財産を相続させることができたので、
「わたしの家を継ぐ者はダマスコのエリエゼル」
(創世記15:2)
と神に申し上げ、彼に譲ろうとしたのです。
ダマスコから来た奴隷の息子エリエゼルは有能な人物であり、アブラムは彼に財産の管理能力があると認めていました。
現在の富という祝福を残すためには、彼に継がせるしかないとアブラムは考えたのです。
しかし、それは実子が生まれない場合であって、アブラムに子が生まれればエリエゼルに相続させるという策は消えます。
ところが、実際は自分たちに子供が生まれる気配はありません。
そういう状態にあるのですから、
「あなたはわたしに何をくださろうとするのですか」
(創世記15:2)
とアブラムが神に問うのも不思議ではありません。
土地を与える、富を与えると言っても、受け継ぐべき子孫がいないのでは、それらは意味がないのではないか。
アブラムは先行きが見えないことに恐れを覚えたのです。
そして、その恐れは相当強かったのでしょう。
彼は続けて同じことを繰り返しています。
「あなたはわたしに子を賜わらないので、わたしの家に生れたしもべが、あとつぎとなるでしょう」
(創世記15:3)
神はこの訴えを放っておかず、アブラムに対して強い保証を与えます。
以下、次回に続きます。
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恐れがあるなら、祈りを通してそのありのままを神に申し上げましょう。
神は必ずその祈りを聞き、あなたに語りかけてくださいます。
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