今日のみ言葉【No.1591】(2017年 8月22日)「7 5歳から創める」
アブラムはハランを出たとき七十五歳であった。
(創世記12:4)
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7月18日に105歳で天に召された日野原重明医師は、自立して生きる新しい老人として「新老人の会」を設立されました。
世界で最も早く長寿大国となった日本が、人は老年になっても健やかで生きがいを感じられるのだと示し、世界のモデルとなる生き方を提案されたのです。
新老人の会のモットーは3つあります。
(1)愛し愛されること
(2)創(はじ)めること
(3)耐えること
つまり、老いたからと言って何もかもあきらめるのではなく、愛し愛されることを心がけ、何か新しいことを始め、忍耐を持って生きる時、人は生きがいを感じられるということです。
さて、新老人とは何歳からでしょう?
もはや国連が定めた「65歳から老人」という考え方は実態に合いません。
そこで75歳以上を新老人と定義しています。
75歳から新しいことにチャレンジしたのがアブラハムでした。
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神の召しを受たアブラハムは、住み慣れた環境を離れ、行き先がどんなところか知らずして出発しました。
今までとは違う、全く新しい生き方をすることが「創める」ということです。
それは今までのものを捨てるということです。
たとえば、過去の携帯電話から新しくスマートフォンに変える時がそれです。
電話やメールをするという行動は同じですが、やり方を新しく学ばなければなりません。
それには抵抗があります。
しかし、今までのガラケー型携帯電話以上の祝福がそこには備えられています。
また、電卓で計算していたのをパソコンの表計算ソフトに切り替えるということも新しく創めることのひとつです。
今までどおり電卓で計算し、少々時間がかかってもやれないことではないのです。
しかし、時間や能率以上のものがパソコン処理の世界で待っています。
それは古いものだけに関わっていると全くわからない新しい世界なのです。
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アブラハムはその祝福を見たのです。
「アブラムはハランを出たとき七十五歳であった」
(創世記12:4)
古代の人々は長寿を保ち、アブラハムは175歳まで生きたので、75歳はまだまだ人生途上です。
しかしこの時、彼には家族がおり、家畜や財産があり、安定した生活を送っていました。
その環境を捨て、生活の保証がない新しい地へ行くということは、考えてみれば恐ろしいことです。
彼にあったのは神からの祝福の約束だけです。
アブラハムは神を自分以上の偉大な存在であると認め、その前にひざまづく人物でした。
自分以上の方の言葉だから従うのです。
ちょうどそれは、
「75歳は人生の夕方だ。日没が近い」
と思っていた人が、日野原先生から
「75歳から新しいことを始めなさい。そこからの人生は生きがいに満ちていますよ」
と言われ、目が覚める思いがするようなものです。
自分が思っていたのと別の世界が広がっている。
それは自分の年齢以上に生きた日野原医師の言葉だから信じることが出来るのです。
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神を自分以上の存在として認め、その言葉に従って行こうと決心し、新しく今日の一日を始めて参りましょう。
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自分は今年還暦を迎えましたが、毎年新しい事業に挑戦続けています。ワクワクできる毎日がとても素晴らしく、その先の結果を先に知る、つまりイメージすることもとても快感に思えています。
ありがとうございます。