今日のみ言葉【No.2858】(2022年 7月20日)「アブラムとロト(4)」

ロトが目を上げてヨルダンの低地をあまねく見わたすと、主がソドムとゴモラを滅ぼされる前であったから、ゾアルまで主の園のように、またエジプトの地のように、すみずみまでよく潤っていた。
(創世記13:10)

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カウンセリングの演習で、三人一組になってロールプレイをすることがあります。

カウンセラー、クライエント、そしてオブザーバーです。

不思議なことに、自分がカウンセラー役となってクライエント役の人の話を聞いている時は、何が問題の核心なのかなかなかつかめないのですが、役割がオブザーバーとなり、ひとまず関係のない傍観者的立場に立つと、

「ここはああ言えばいいのに」

とか、

「クライエントの問題はここだろう」

と見えてくるのです。

自分がカウンセリングしている時はよくわからないのに、人のカウンセリングだとよくわかるのは、その場から距離をおいて客観的に見ることができるからでしょう。

自分の利害が絡んでくると途端に目は曇りますが、利も害もないとわかると、真実は実にスッキリと見えるものなのです。

アブラムとロトの両者はどうだったのでしょう。

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牧草の取り合いで争いが起きているのなら、牧草があれば解決します。

古来から人はパンという食料が無いことで戦争を起こしてきました。

パンがあればそれは解決します。

ロトの目はそちらに向いていましたから、

「ロトが目を上げてヨルダンの低地をあまねく見わたすと、主がソドムとゴモラを滅ぼされる前であったから、ゾアルまで主の園のように、またエジプトの地のように、すみずみまでよく潤っていた」
(創世記13:10)

という様子を見て、これこそが答えだと思いました。

彼は迷わずヨルダンの低地を選びました。

しかし、誤った問題解決の答えは、次の問題を生む種となります。

この段階でロトは自分の身の破滅を招く決定をしたのだとは知るよしもありません。

彼は自分の利が最大になる選択をしたことに満足感を覚え、平安と充実感を味わっていたことでしょう。

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一方、アブラムは食料という目に見えるものが満たされれば物事はすべて解決されるとは考えませんでした。

彼にとって、目に見えない神と共にいることが解決の鍵であり、すべての答えであったのです。

サタンはこの点でイエス様を誘惑しました。

「もしあなたが神の子であるなら、これらの石がパンになるように命じてごらんなさい」
(マタイ4:3)

イエス様は次のように語り、物質的充足が答えではなく、神の言葉こそが答えであることを述べています。

「『人はパンだけで生きるものではなく、神の口から出る一つ一つの言で生きるものである』と書いてある」
(マタイ4:4)

アブラムの堅い思いは、

「自分の命を支えるのは牧草ではない。神が自分を支えるのだ」

ということだったでしょう。

彼は、「すみずみまでよく潤っていた」土地を得ようとすることなく、神が与える土地をいただくという選択をしたのです。

これが信仰の決断です。

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ここで誤ってはならないことは、

「そうか、何でも自分が損をする道を選べば、結果的に得をするのだな」

と、機械的に判断することです。

神は、

「わたしが見るところは人とは異なる。人は外の顔かたちを見、主は心を見る」
(サムエル記上16:7)

とあるように、人の心を見られる御方です。

ですから、損をする道を選ぶことは、結局自分が得をしたいからだという魂胆が神様には丸見えだということです。

緑の牧草豊かな土地に住むことが神の御心である場合もありますから、その際は物質的祝福を感謝して受け取ればよいのです。

また、祈れども祈れども何の手ごたえもなく、まるで牧草の乏しい山地を歩いているかのように思われる場合もあるでしょう。

その時は、その中を耐えて歩み、僅かなものに希望を見出す生き方に徹することです。

しかし、その希望は何度も吹き消されます。

それでもめげずに、またどこかで希望を拾い集め、そのぬくもりを伝え合う訓練を自分に施すのです。

私たちはそのようにして霊的祝福を受けていくのです。

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あなたに与えられている「神の土地」とはどのようなものでしょうか。

霊の目を上げて、神の与える祝福を見ていく今日として参りましょう。

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Posted by maruyama