今日のみ言葉【No.2844】(2022年 6月23日)「約束の地カナンへ(3)」
アブラムは彼に現れた主のために、そこに祭壇を築いた。
(創世記12:7)
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昨日のみ言葉メールでは、
「思い描いていた未来と現実とがかけ離れているように思える時、私たちはどう考えたら良いのでしょうか?」
という質問を皆さんに最後に投げかけました。
今日はそれに対するアブラハムの解答です。
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まず復習すると、神はアブラハムに子孫が繁栄する約束をし、彼はそれを信じ、神の呼びかけに応答して生まれ故郷のカルデヤのウルを出ました。
そしてカナンの地に入った時、この土地を与えるとの神の約束の声を聞きます。
「わたしはあなたの子孫にこの地を与えます」
(創世記12:7)
この約束をよく見てください。
意外なことがわかります。
これは、アブラハムから続く子孫たちに土地を与えるとの約束であって、何とアブラハムは対象外なのです。
聖書は、まずドーンと大まかなことを出し、後で詳細を述べるという書き方をしていますから、この後の13章15節や15章7節でアブラハムも含まれます。
しかし、15章18節で正式に調印した契約文を見ると、やはり契約の対象者は子孫に置かれています。
しかも、この土地はカナン人の宗教の中心地でしたから、一緒にいて住みやすいところではありません。
ここで私たちは問われるのです。
「自分が得をするから神の契約を信じるのか?」
「あなたは神の約束を自分の益のために利用しようとしているのか?」
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アブラハムの解答は、
「アブラムは彼に現れた主のために、そこに祭壇を築いた」
(創世記12:7)
というものでした。
祭壇を築くとはどういうことでしょうか?
アブラハムは神が約束してくださったことを記念し、そこで礼拝をしたということです。
つまり、彼は全面的に神の言うことを受け入れたのです。
神はもちろんアブラハムを、そしてイエス・キリストを信じてアブラハムにつながった霊的子孫である私たちを祝福してくださいます。
しかし、それは私たち人間の安楽のためではありません。
神は、人間が便利に、気分良く過ごすことができるように存在する召使いではないのです。
神の方が、私たちを主に仕えさせ、その御旨を行うようになさる御方です。
アブラハムが自分の得にならないかもしれないカナンの地という環境で生きようと決心したのは、神のお考えをすべて理解したからではありません。
自分の思いを遙かに超えた崇高なご計画を持っておられる方に信頼し、その計画に参加させていただくという意思表明が祭壇を築いたという行動に表れているのです。
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決心をした者を、神はその都度導いてくださいます。
神の御心は一度ですべて理解できるものではありません。
何度も十字路や分岐点にさしかかり、
「私を信じるか?」
という問いを向けられます。
自分の利に目がくらんで選択を誤ることは何度もあります。
恐れて進むことができず、せっかくのチャンスを何度も失い、遠回りをすることもあります。
しかし、その都度、悔い改めて方向転換し、元の地点に戻り、また歩みを再開するのです。
アブラハムのこの後の人生はその繰り返しであることを見ていきましょう。
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今日のあなたの「祭壇」を築いていきましょう。
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