今日のみ言葉【No.2835】(2022年 6月13日)「アブラハムの祝福の契約（3）」

わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大きくしよう。
（創世記12:2）

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旧約聖書、新約聖書の「約」とは「契約」の「約」です。

聖書は神と人間との間の契約が書かれている書なのです。

旧約聖書では3つの大きな契約があります。

アブラハム契約、シナイ契約、ダビデ契約です。

その中でも最も重要、かつ基本的な契約がアブラハム契約です。

これがわかると、新約聖書のキリストの来臨も教会の誕生も、そしてあなたが今送っているクリスチャン生活がなぜこうなっていて、どこに向かって進んでいるのかがわかります。

その契約は、あなたが難行苦行をクリアしたら願いを叶えてあげる…、などという条件付きのものではなく、無条件の祝福の契約です。

この非常に重要な契約の内容を丁寧に見ていきましょう。

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神の勝利の計画は、アブラハムの決断にかかっていました。

彼は神の呼びかけに応答し、不完全ながらも国を出るという選択をし、実行に移しました。

すると、神の祝福の契約が、彼と彼の子孫に無条件に適用されるという時代が始まったのです。

「わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大きくしよう」
（創世記12:2）

無条件とは、アブラハムが祝福を受ける資格が有るか無いかに全く関係なく、神から一方的に祝福が与えられるということです。

天地万物を造られた真の神とは縁もゆかりも無く、反対にカルデヤのウルという偶像礼拝の町で生きていたアブラハムは、ただ神の一方的選びによってこの祝福の契約を結ぶ者となりました。

それは、アダムとエバ以来、神から離れた人間を神のもとに取り返すため、そして、元の祝福の状態に回復させようとする神の大いなる御計画の始まりだったのです。

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ここで私は読者であるあなたに問いたいことがあります。

今日の聖句の

「私はあなたを祝福する」

という神からのメッセージがわかるでしょうか？

実はこの意味がわからず、イメージも浮かばない人が結構いらっしゃるのです。

ただし、その方々は表立って

「わからない」

とは発言しません。

教会全体がその方向に向かっているので、邪魔をしてはいけないと思って黙しておられるのです。

もしあなたが、周囲に合わせながら、しかし、心は取り残された状態のまま何年も過ごしておられるのなら、次の質問を自分自身に問うてみることをお勧めします。

「私は本当に祝福されたいのだろうか？」

この質問に対して、内側から

「ダメだ」「無理だ」「何言ってんの」

という思いが湧いてきたのなら、

「いや、イエス・キリストを信じ、神との関係が結ばれた今は、私もアブラハム契約の対象者であり、一方的に祝福を受ける者として生きて良いのだ」

と、思いを改め、繰り返し自分に言い聞かせるのです。

「私は祝福されて良い」

「私は祝福の基となる」

と考えを改めることが、聖書の言う真の「悔い改め」なのです。

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神の契約は必ず果たされます。

祝福を一方的に受ける者として、今日も神と共なる歩みを進めて参りましょう。

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