今日のみ言葉【No.2814】(2022年 5月19日)「創世記（24）『ノアの箱舟（2）』」

ノアはすべて神の命じられたようにした。
（創世記6:22）

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「エバン・オールマイティ」は、現代を舞台にノアの箱舟を造るコメディ映画です。

スティーヴ・カレル演ずるエバンの前に、モーガン・フリーマン扮する神が現れ、「洪水が来るから、箱船を造るように」と言います。

いろいろな見方がありますが、クリスチャンにとっては、抵抗するエバンがいかにして神の命令に納得して従うかが見どころです。

【映画】エバン・オールマイティ　予告

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ノアに関して驚くことは、

「ノアはすべて神の命じられたようにした」
（創世記6:22）

ということです。

この段階では、人類は洪水どころか、空から水滴が降ってくる「雨」という現象をまだ体験していません。

水は

「地から泉がわきあがって土の全面を潤していた」
（創世記2:6）

とあるように、雨がなくても十分賄われていたのです。

そのまだ見たこともない雨と洪水があると信じて、ノアは箱舟作りに勤しむわけですが、かれの本業は農夫で、大工仕事は素人です。

それでも彼は神の命令に従い、長さ137m、幅23m、高さ14m、しかも3階建ての巨大な箱舟作りに取り掛かります。

得意だとか能力があるから神に従えるのではなく、神の言葉に従う時に、必要な力が与えられるのです。

しかし、それは決して能率の良いものではないでしょう。

何のムダもなく、ノアが最短期間で一直線に箱舟を作ったとは考えにくいです。

多くの無駄と失敗を重ね、それでも

「神が言われたのだから」

と、その言葉通りにやってみる時、知恵が与えられ、技術が進み、誤ちが取り除かれて完成形となるのです。

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神の言葉に従う時、全てがうまく行くとは限りません。

犠牲を払い、失敗が続き、嫌な気持ちを味わう時があってもおかしくないのです。

しかし、その中にあって、従った者だけがわかる神の導きというものがあることだけは確かです。

その恵みを共に味わう者とさせていただきましょう。

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