今日のみ言葉【No.3386】(2024年 6月20日)「ヨセフは兄たちを試す(1)」
(創世記42:8)——————
スーパーのお惣菜売り場では、格安弁当と高級弁当があります。
選ぶ食材が違いますから、同じキュウリが入っていても、シャキシャキ感が違います。
たとえ1本の蕗(フキ)の煮物でも、一方は単一の味付けで、もう一方は薄味ながら出汁を効かせた上で蕗の後味が残るような料理法です。
苦難を耐え忍んでエジプトの総理大臣になったヨセフの味付けは、高級弁当のように手の込んだものでした。
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ついにヤコブの子たちは、末弟のベニヤミンを除く全員がヨセフのもとに来ました。
「ヨセフの兄弟たちはきて、地にひれ伏し、彼を拝した」
(創世記42:6)
とあります。
彼らにとって、相手はエジプトの総理大臣ですし、ひれ伏すことは東方諸民族の習慣です。
しかし、これはヨセフが見た夢が部分的に成就したということです。
「わたしたちが畑の中で束を結わえていたとき、わたしの束が起きて立つと、あなたがたの束がまわりにきて、わたしの束を拝みました」
(創世記37:7)
兄たちの姿を見たヨセフは、今、事態は間違いなく神に導かれていると信じたことでしょう。
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しかし、彼は単純に自分の身を明かすことはしませんでした。
「ヨセフは兄弟たちを見て、それと知ったが、彼らに向かっては知らぬ者のようにし、荒々しく語った」
(創世記42:7)
とあります。
彼の外面はまったくエジプト人の様相であり、話す言葉はエジプトの言葉で、通訳者を介して兄たちに語りました。
「ヨセフは、兄弟たちであるのを知っていたが、彼らはヨセフとは知らなかった」
(創世記42:8)
となるのは当然です。
しかも、「荒々しく語った」ので、食料を売ってもらえないのではないかと兄たちは心配したことでしょう。
このようにストレスが与えられると、人間の本音が出やすくなります。
ヨセフは兄たちが本当に悔い改めの心を持っているのかを明らかにするために、試していたのです。
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神の超高級弁当を味わう日を楽しみにして、今日のストレスを上手に乗りこなして参りましょう。
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