今日のみ言葉【No.393】(2012年 9月 8日)

かえって、わたしたちは神の信任を受けて福音を託されたので、人間に喜ばれるためではなく、わたしたちの心を見分ける神に喜ばれるように、福音を語るのである。
(第1テサロニケ2:4)

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今から30年以上も前、私が大学生の時、

「これから仙台に向かわれますか?」

と聞かれた時がありました。場所は山形駅構内です。

その人曰く、仙台のラジオ局で今日の夕方に流すニュースのテープを届けて欲しいということ。

「改札で担当者が待っているので渡して下さい。僅かですがお礼はいたします。」

と言われ、人の良い私は

「あ、はい。わかりました。」

ついフラフラと引き受けてしまいました。

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「よくこんな大事なものを見ず知らずの人に頼むもんだなー」

と思いましたが、あと数時間後の夕方に流すニュースで、きっと何千何万という人が聞く内容ですので、

「これはいい加減に出来ないなー。捨てるわけにもいかないし、それまで死ぬわけにもいかない。」

などと大げさなことを考えながら、信じて託されるということはこういうことかという気持ちを車内で味わっていました。

仙台駅の改札口で「○○放送」という旗を持っていた人を見つけ、無事その方にお渡ししました。

お礼でいただいたのは手ぬぐい一本でしたが、使命を果たした清々しさが残りました。

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神の信任を受けて福音を託された人の人生とはこういうものです。

何千何万という人が、あなたを通してでなければ神の救いのニュースを聞けないのです。

ですから、福音を託されたと自覚する人の人生は変わります。

・何となく生きてきた人は、福音を伝えるという明確な目的を持って生きるようになります。

・人生を捨てていた人は、捨てることが出来なくなります。

・どうせ何をやってもダメだと思いやすい人は、「これを伝えずに死ぬわけにはいかない」、という強い気持ちを持つようになります。

・たとえ現実で報われることは僅かなものであっとしても、自分に誇りを持つことが出来ます。

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神様から託されたニュースをお届けする一日として参りましょう。

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