今日のみ言葉【No.1168】(2015年10月30日)
あなたがたは主の言葉を聞け
(エゼキエル13:2)
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傾斜マンションの行く末はどうなっていくことでしょう。
杭が土台となる固い岩盤層にまで届いていなければ、建物は傾いたり倒れたりするのは素人考えでも分かります。
地面から上がどんなに立派に見えても、地面から下の部分がいい加減であれば、それがいつまでも存続するはずがありません。
建物の基礎工事にたとえられるのが、神の言葉を聞くことです。
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エゼキエル書第13章では、偽預言者と女占い師に対する宣告が記されています。
彼らは
「自分の心のままに預言する人々」
(エゼキエル13:2)
です。
まず神の言葉を聞き、それがどんなに厳しい内容であったとしても民に語るべきことを語るのが真の預言者ですが、偽預言者は人々に耳ざわりの良いことを語ります。
「彼らはわが民を惑わし、平和がないのに『平和』と言い、」
(エゼキエル13:10)
このようなことを言えば、人々は喜び、支持者が集まることでしょう。
ですから、
「イスラエルを攻める敵は滅ぼされ、神は我々に罰を下さない」
というメッセージがまかり通ったのです。
また、占い師は自分の生活の糧(パン)を得るために無責任な言葉を語りました。
「あなたがたは少しばかりの大麦のため、少しばかりのパンのために、わが民のうちに、わたしを汚し、かの偽りを聞きいれるわが民に偽りを述べて、死んではならない者を死なせ、生きていてはならない者を生かす。」
(エゼキエル13:19)
彼らもイスラエルの民も、そして現代に生きる私たちにも必要なことは、
「あなたがたは主の言葉を聞け」
(エゼキエル13:2)
の御言葉です。
自分の都合に合わせずに神の言葉を聞き、語られている神のご計画の中で生きること。
本当に意味ある人生を送るために、ぜひその方向の道を選びとっていきたいものです。
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教会スタッフのSさんは、周囲から「問題児」とレッテルが貼られたK子さんを担当することになりました。
彼女を正しい方向に導きたいと意欲満々のSさんは、ある日ゲッソリとした顔で牧師の前に現れました。
「限界です。担当を変えていただきたいのですが…」
すると牧師は、
「そうか、そりゃあ大変だった。今までよくやったなあ。」
とほめてくれたので、交代させてもらえると思った彼女はホッとしました。
しかし牧師は次にこう言ったのです。
「さあ、これからが本番。よろしく頼むよ。」
Sさんは、何を言われているのか一瞬分からず、
「えっ!あっ?これからが本番ですか?」
と言うのが精一杯でした。
「そう、今まではあなたの考えであなたの方向へとK子さんを引っ張ろうとしていたわけだ。それでは抵抗されて彼女が動こうとしなかったのも当然だ。」
「もう自分の力は尽きたのだから、ここが新しい始まり。祈って神様の声を聞き、K子さんの心の声を聞いて、今度はあなたが振り回される番になりなさい。」
Sさんはその通りに従ってみる決心をしました。
案の定、振り回されっ放しです。
Sさんの提案はことごとく退けられ、K子さんの気分と都合に動かされる日々が続きました。
しかしSさんはK子さんの不安定な行動に付き合いました。
やがてK子さんはスタッフのSさんを信頼できる人と認めてくれたようです。
二人は姉妹のような仲良し関係となり、時満ちて、K子さんは自立していきました。
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人の行き詰まりは神のスタートラインです。
神の言葉に耳を傾け、神の御心の方向に一歩足を踏み出す今日として参りましょう。
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