今日のみ言葉【No.2650】(2021年10月11日)「キリスト教イロハ(186)『イザヤ書』」
よきおとずれを伝え、平和を告げ、よきおとずれを伝え、救を告げ、シオンにむかって「あなたの神は王となられた」と言う者の足は山の上にあって、なんと麗しいことだろう。
(イザヤ52:7)
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イザヤ書の御言葉大好きだという方がおられるでしょう。
しかし、特定の1箇所だけがイザヤの語るメッセージではありません。
イザヤ書全体でどのようなことを伝えているのでしょうか?
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古代イスラエルは神に反逆したゆえに、バビロンに補囚され、その間、国としての形態はなくなりました。
しかし、彼らはバビロンから帰還し、国を復興しました。
このような滅亡と回復、そしてメシア来臨の預言が記されているのがイザヤ書です。
イザヤ書の内容は、その思想や文体の上から3つに分けることができます。
第1イザヤは審判の預言が中心です(1〜39章)。
第2イザヤは慰めの預言(40〜55章)。
第3イザヤは、神は一民族だけの神ではないから、一民族の中に閉じ込めるのは誤りであると説きます(56〜66章)。
イザヤ書全体には救い主(メシア)の思想が一貫して流れています。
まず第一に、メシア誕生の預言と、そのメシアであるイエス・キリストの十字架による罪の贖いの預言です。
これは紀元1世紀のキリストの初臨の際に成就しました。
第二に、未来において成就する平和の預言です。
これは再臨時に成就します。
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イザヤ書を読む解く鍵は、その中にある「よきおとずれ」を見出し、その言葉に謙虚に耳を傾けることです。
「よきおとずれを伝え、平和を告げ、よきおとずれを伝え、救を告げ、シオンにむかって「あなたの神は王となられた」と言う者の足は山の上にあって、
なんと麗しいことだろう」
(イザヤ52:7)
その「よきおとずれ」は「自分の祝福となること」として見えるのが最初となるでしょう。
自分の慰めとなり励ましとなる御言葉です。
それはそれで良いのですが、それだけにしがみついていると、全体像が見えなくなってしまいます。
神は、私だけ、あるいはイスラエルだけの神ではなく、全世界の神であるという視点から「よきおとずれ」とは何かと見ていくと、イザヤ書の正しい理解につながります。
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今日も「よきおとずれ」に耳を傾け、神の祝福を仰いで参りましょう。
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