今日のみ言葉【No.2641】(2021年 9月30日)「キリスト教イロハ(183)『箴言』」
これは人に知恵と教訓とを知らせ、悟りの言葉をさとらせ、 賢い行いと、正義と公正と公平の教訓をうけさせ、
(箴言1:2-3)
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政治家には必ず、「懐刀(ふところがたな)」や「知恵袋」と呼ばれる腹心の部下がいます。
彼らは決して表に出ることはありませんが、持ち前の知恵と知識でサポートし、議員がなす政策立案や議会での答弁の背後で力を振るいます。
古代イスラエルでも
「祭司には律法があり、知恵ある者には計りごとがあり、預言者には言葉があって、これらのものが滅びてしまうことはない」
(エレミヤ18:18)
とあるように、律法で民を導く「祭司」、神の啓示によって国を戒める「預言者」、そして知識で人を教える「知恵ある者」の3つのグループがあり、彼らはイスラエル全体を支える重要な人々でした。
箴言はその「知恵ある者」たちの言葉をまとめた書です。
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箴言(しんげん)は、人生を深く観察しての諺(ことわざ)を集めた金言集と言えます。
書かれた目的は、
「これは人に知恵と教訓とを知らせ、悟りの言葉をさとらせ、 賢い行いと、正義と公正と公平の教訓をうけさせ」
(箴言1:2-3)
とあるように、人はどのように生きたら良いのかという知恵と知識を与えることです。
したがって、高尚な理論や哲学的洞察と言うよりは、むしろ実践的な道徳や生きるための知恵を一般民衆に与えることが目標となっています。
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特にこの知恵は若者を教えるために書かれています。
若者とは未熟な者の代表です。
人生を長く生きた経験者は、若者がこれから出会うであろう多くの危険、落とし穴を知っています。
悪友、遊女、飲酒、怠惰、不正直、饒舌、軽薄等々。
そのことを警告し、先人の知恵に基づいて行動するようにと勧めているのです。
それゆえに、箴言の一つ一つは非常に現実的です。
そして、知恵に従って生きれば、長寿を保ち、財産に富み、名誉が与えられ、子孫が繁栄するという良い報いがあることを約束しています。
かと言って、箴言は皮相的・世俗的な処世術を言っているのではありません。
「主を恐れることは知識のはじめである」
(箴言1:7)
とあるように、究極において神を求めることが知恵の本源であると箴言は述べています。
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神の知恵をいただいて、祝福あふれる地上の人生を歩んで参りましょう。
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