今日のみ言葉【No.346】(2012年 7月 7日)

この場合、管理者に要求されているのは、忠実であることである。
(第1コリント4:2)

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第4章には伝道者に対しての厳しい要求が書かれています。

それは、「忠実であること」です。

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忠実さと真面目さはイコールではありません。

マタイ25章のタラントのたとえでは、1タラントの僕が厳しい叱責を受け、罰せられています。

しかしこの個所を注意深く読むと、彼は主人から預かった金を浪費したり横領したわけでなく、きちんと全額返金しています。

1タラントの僕はいい加減な人ではなく、むしろ真面目な人であったと言うことができるでしょう。

しかし彼に不足していたことは、何のためにこの巨額の資金が与えられているか、という目的に思いが至らなかったことです。

5タラントと2タラントを預かった僕は、これを元手にして増やせ、という主人の心を理解していたこと、これが1タラントの僕との違いです。

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さて、現代的に言えば、5億円の元手でビジネスをしている人に、2億円元手の人が勝ることは相当難しいのではないでしょうか。

案の定、儲けたお金はそれぞれ5タラントと2タラントでした。

利益を見れば5タラントの僕の方がほめられ、2タラントの僕は「もっと頑張れ」と言われそうです。

しかし主人は両者に全く同じほめ言葉を与えました。

忠実さというのは、自分に与えられた賜物を大事にしまっておくことではなく、それを生かし、100%用いるということです。

神様は結果ではなく、その「忠実さ」を見られるのです。

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あなたの賜物は何でしょうか?

神様はあなたがそれに気づき、大いに用いていくことをお望みです。

榎本保郎牧師の言葉を最後に引用します。

「今の世の中で、私の家庭で、私がクリスチャンにされたのはどんな意味があるのか。神があの人にではなく、この私に信仰をお与えくださったのは、私が選ばれたのはどうしてなのかを求めていくことが、ほんとうの忠実なのである。」

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