今日のみ言葉【No.337】(2012年 6月27日)
神は、あらかじめ知っておられたその民を、捨てることはされなかった。
(ローマ11:2)
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昨日、消費税増税案が衆議院で可決されました。
マスコミは与党内に多数の造反者が出たことを報道しています。
増税の良し悪しは別として、身内から反対者が出た野田首相の心中はどのようなものだったろうかと思います。
同胞のユダヤ人から妨害と迫害を受けたパウロも同じような気持ちを味わったことでしょう。
しかし今日の聖句にあるように、神はユダヤ人を捨てない、という確固たる希望が彼にはありました。
旧約聖書のエリヤの記事がその根拠でした。
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預言者エリヤはバアルという異教の預言者たちと戦い、勝利を収めましたが、王妃イゼベルに命を狙われました。
彼は自らの死を願うほどに憔悴しきってしまいました。
しかし、神はエリヤにこう語られたのです。
「また、わたしはイスラエルのうちに七千人を残すであろう。皆バアルにひざをかがめず、それに口づけしない者である」。
(列王記上19:18)
エリヤには周りが全員敵だとしか見えず、希望はどこにもないと思って落胆している中、神は純粋な信仰者7千人を残してある、と告げられたのです。
エリヤは自分の見える現実を見て絶望してしまいましたが、神は人の見えない所に宝を用意しておられるのです。
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1つの否定的情報が入ると、それを千倍にも増やして
「失望を先取りしている方」
はおられませんか?
聖書を見ると、全く先行きが見えない中でも、神は必ずそこに何かを残しておられることが分かります。
全能の神がこの世界を支配しておられるからです。
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ロサンゼルス滞在中のある日曜日の朝、私は日本から来た方をホテルにお迎えに行かなければなりませんでした。
ロサンゼルスのダウンタウン(中心街)のど真ん中にあるホテルです。
アメリカ在住の方々からは、
「一人でダウンタウンに行ったら危ないよ」
と聞かされていたので、晴れ渡ったカリフォルニアの青い空の下、私の心は凍り付いて運転していました。
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悪いことに道に迷ってしまいました。
日曜日の早朝なので通りには誰もいません。
「主よ、どうしたらいいでしょう?」
と祈っていると、なぜかこのオフィス街には不似合いな、しかしハリウッド映画に出てくるようなおばさんホームレスがいました。
「銃でも持っていたらどうしよう?」
と思いましたが、勇気を出して車の中から彼女にホテルの場所を聞いてみました。
すると、この辺一帯は彼女のホームグラウンドらしく、すらすらと教えてくれました。
私は「サンキュー」と言ってチップを渡すと、
「Thank you. God bless you !」
と祝福してくれたのです。
神様は、おばさんホームレスをがらがらのビル街の中で用意していてくださったのだと感謝しました。
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神の用意された宝を見出す一日として参りましょう。
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