今日のみ言葉【No.311】(2012年 5月21日)
わたしは、あなたがたの時代に一つの事をする。
(使徒13:41)
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使徒行伝13章には、回心後のパウロの最初の説教が記されています。
彼はサウロからパウロへと名前を変えました。
サウロはサウル王にあやかった名で、パウロとは「いと小さき者」という意味です。
「王」から「小さき者」へと名を変えたところに彼の真の回心が見えます。
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彼はその説教の中でイスラエルの歴史をひもとき、
「わたしは、あなたがたの時代に一つの事をする。」
という預言者ハバククの言葉を引用します(1章5節)。
それは、歴史の目標はイエス・キリストの到来とその救いの完成にあるということです。
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これに関して、次のような解説があります。
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「わたしは、あなたがたの時代に一つの事をする」。
イエスの誕生は、神のなさった一つのでき事なのである。
私たちが、キリスト教信仰をするのは、なにも私たちが真理を知るとか、探求するということではない。
私のために神がしてくださった一つのでき事に気づき、それを信じることである。
私のために神がその一人子を送り、十字架につけて、わたしの罪の贖いがなされた。
もう私の罪は贖われた。もう私の罪は許されたのだ。
それを知って、恵みにあずかることである。
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※『新約聖書一日一章』,榎本保郎著,主婦の友社,1980年,P221
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神がなしてくださるでき事に目を留めて参りましょう。
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