今日のみ言葉【No.2509】(2021年 4月 9日)「神の視点」
そのころ、全世界の人口調査をせよとの勅令が、皇帝アウグストから出た。
(ルカ2:1)
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「ワクチンが不足している我が国の状況は当然のことで、実は良い傾向だ」
という見方があります。
私たち日本人からすれば、一体いつになったら来るのか、安心して生活していられないという思いを感じつつ暮らしているかもしれません。
しかし、考えてみれば、コロナウイルスで大きな被害を受けている国こそワクチンが優先的に供給されるべきです。
実際そのように運営されているからこそ日本にはなかなか入ってこないというわけで、世界的に見れば私たちは感染者が少数で済んでいる国だったということが見えてきます。
自分中心に考えるだけでは不幸と思えることでも、全地球的に見れば私たちは恵まれているのだと知ります。
ヨセフとマリヤもそのような状況にありました。
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「そのころ、全世界の人口調査をせよとの勅令が、皇帝アウグストから出た」
(ルカ2:1)
ローマ帝国に支配されていたイスラエルでは、皆自分の生まれた土地で登録をしなければなりません。
ヨセフの生まれ故郷はベツレヘムですから、マリヤは出産間近の身重の体でしたが、ヨセフに伴って行くことになりました。
しかし、ナザレから約120km離れたベツレヘムです。
この移動はどんなに彼女にとって負担となったでしょうか。
そもそもこの人口調査は、ローマがユダヤ人から税を徴収するために行われたものですから、彼らにとっては損なことです。
それに加えて、見知らぬ環境で初産を迎えなければならないのですから、マリヤが持ったであろう不安とストレスは容易に想像ができます。
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しかし、このことは、全人類のために救い主が生まれるのに必要なことでした。
ヨセフとマリヤの時代に遡ること750年前、預言者ミカがこう書き残しています。
「しかしベツレヘム・エフラタよ、あなたはユダの氏族のうちで小さい者だが、イスラエルを治める者があなたのうちからわたしのために出る。その出るのは昔から、いにしえの日からである」
(ミカ5:2)
二人にとっては現実的困難を乗り越えなければならない大変なことでしたが、全人類的に見れば、救い主を預言通りに誕生させるという最高の祝福のわざのひとつをやり遂げたのです。
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あなたにも重荷と感じていることがあり、それと毎日格闘しておられるかもしれません。
しかし、鳥のように高い空から、あるいは、山の頂上から下界を見るような感覚でその状況を見つめる時、
「これはもしかして神の祝福かもしれない」
ということがおぼろげながら見えてくることでしょう。
神の永遠の御計画の中で、今日の私のやるべきことがある。
自分に与えられているチャレンジを神の視点から見ていく今日として参りましょう。
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