今日のみ言葉【No.2462】(2021年 2月 3日)「喪失感の痛みを癒やす」

ふきのとう

このように、あなたがたにも今は不安がある。しかし、わたしは再びあなたがたと会うであろう。そして、あなたがたの心は喜びに満たされるであろう。その喜びをあなたがたから取り去る者はいない。
(ヨハネ16:22)

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喪失感。

これは人の心に痛みをもたらします。

物をなくしたという日常的なことから、体の機能が衰えること、愛する人との別離や身近な人との死別まで、「失う」ことの痛みには悲しみという感情が伴います。

キリストの弟子たちも喪失感に伴う不安や悲しみを経験しました。

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最後の晩餐の席でイエス様は弟子たちに

「しばらくすれば、あなたがたはもうわたしを見なくなる」
(ヨハネ16:16)

と言われ、この後すぐの捕縛、十字架の死、復活後の昇天を暗示されました。

彼らは先生であるイエス様を失うことを覚え、心に痛みを感じました。

聖書のいろいろな訳では、

「不安」(口語訳)、「悲しみ」(新改訳)、「苦しみ」(新共同訳)、「悲嘆(grief)」(NIV)

という感情として表されています。

イエス様は、

「悲しみや不安なんか無いんだ」

とはおっしゃらず、はっきりとそのような気持ちを持っていることを認めよと弟子たちに語ります。

「あなたがたにも今は不安がある」
(ヨハネ16:22)

不安や悲しみに浸りすぎてはいけませんが、それを無視して、無いもののように振る舞ってもいけないのです。

なぜなら、人は悲しみを味わいながら喪失感の痛みが癒やされ、それを克服していくからです。

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悲嘆の時間を耐えさせるのは希望です。

「しかし、わたしは再びあなたがたと会うであろう」
(ヨハネ16:22)

イエス様は弟子たちにこの約束を与え、これから先、彼らが味わう真っ暗闇の中のどこかで希望の光を見出すようになさいました。

この約束がかなう時が必ずやって来ます。

その時は、

「あなたがたの心は喜びに満たされるであろう。その喜びをあなたがたから取り去る者はいない」
(ヨハネ16:22)

となり、不安や悲しみや痛みは一体どこにあったのだろうという世界を生きるのです。

「彼らは楽しみと喜びとを得、悲しみと嘆きとは逃げ去る」
(イザヤ35:10)

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悲しみの時間から逃げずに、ひとつずつ味わい、その先にある癒やしと喜びを得る人生を歩んで参りましょう。

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